郡和子のコラム

2007年01月03日(水)

「やさしい社会つくります」2007年新年のご挨拶

皆さま、新年明けましておめでとうございます。
穏やかに2007年が幕を開けました。どのようにお正月を過ごされたでしょうか。昨年中は大きなご支援を賜り、私も元気に国会での活動を進めることが出来ました。本当にありがとうございます。

 さて、いざなぎ景気を超える好況と言われていますが、私たちの実感とはかけ離れたものでしかありません。働いても働いても所得は増えず、それどころか、増税と社会保険料の負担増で生活は厳しくなる一方です。都市部と地方の格差はますます大きくなり、雇用の格差、所得の格差、そしてそれらが教育の格差に繋がり、健康についてさえ格差が生じてしまいました。将来への展望が開けない社会だと、多くの皆さんから不安の声が寄せられています。
生活保護世帯が昨年8月時点で107万世帯を超ました。国民健康保険料を払えず「無保険者」となっている世帯も30万世帯を超えています。国民皆保険と言いながら医療費を全額自己負担しなければならず、重篤になるまで病院に行けないでいる人々が推計で80万人。また、貯蓄なし世帯は2001年から急増、23%にも上りました。更に、仕事についていないいわゆるニートも35歳以上の層で増加しています。ニートの問題は、世帯収入が多く若年者を養育できてしまう比較的裕福な家庭で増えていると捕らえられがちですが、実際は低所得世帯で拡大しており、貧困から抜け出せない層がこの日本で生まれている看過できない問題となっています。
安倍内閣売り物の「再チャレンジ」はほんの小手先ばかりで、こういった人々に対する配慮は全くありません。
今求められる政治の大きな役目は、誰もが将来に希望を持ち安心して老いることの出来るそんな社会をつくることではないかと思います。
「やさしい社会つくります」 
私のキャッチフレーズには、そんな思いがこめられています。

圧倒的な数に驕って暴挙を重ね弱者を切捨てていく今の政治のあり方は、この国にとっての最大の不幸と言わざるを得ません。拮抗する政治勢力を作ってこそ政治は良くなるのだと、そして、日本が良くなるのだと信じています。
 統一地方選挙、参議院選挙という大きな政治決戦に全力で取り組み、皆さまのご期待に応えられるよう努力を重ねる所存です。さらなるご指導、ご支援をよろしくお願いいたします。


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