郡和子のコラム
2007年06月02日(土)
国会延長 一度私たちに!
天下り規制の公務員改革を成し遂げ、また、社会保険庁民営化を図るのが、安倍さんの国会延長の理由です。重要法案を何が何でも成立させたい!のだそうです。
重要法案であることは同感です。しかし、その中身は…?
急いで成立させてはならない内容です。
まず、官製談合の元凶となる天下り「押し付け的な天下り」を無くす、というのですが、そもそも「押し付け的な天下り」など存在していません。
国家公務員の働く現場では50歳ごろから「肩たたき」が始ります。何しろトップに上り詰めるのは限られた人だけ。そこからはみ出す人たちに用意されるのが次の職場「天下り先」です。定年までいられない職場のあり方そのものが、一体どうなのでしょう?
各省庁が所管する独立行政法人などが次々作られ、そこを渡り歩き、退職金や報酬を何度も何度も手にする元官僚が後を絶ちません。そんなに所管団体が必要なのでしょうか?
根幹のところに手を入れず、現状追認の制度に新たな法的根拠を与える法案です。国のためにも国民のためにもなりません。
社会保険庁解体では、職員の非公務員化で効率的な仕事ぶりとなる、というのですが、給与は税金、今よりその給料は増える可能性が高く、理事長を国会に招致し話を聞くこともできなくなり、徴収された年金保険料は給付金以外にも使い放題となるのです。加えて、長く国民一人ひとりのプライバシーに関わる情報を管理せねばならないものを、闇雲にいくつも民間に委ねていって大丈夫なのでしょうか?安倍総理は新たに社会保障番号を検討すると口にされましたが、制度の根幹に関わることを言うのであれば、法案そのものを作り直す必要があるのではないでしょうか?
筋のすこぶる悪い法案を急いで成立させることこそ、国のため国民のためにやめていただきたいと思います。
今日、報道陣の延長理由の質問に、安倍総理は「国のため、国民のために成立を図る。これを阻むのなら国会議員を辞めてもらいたい」という趣旨の発言をされていました。
これほど、国のためにならない、国民のためにならない総理をもってしまったことに、情けない思い、悔しい思いがこみ上げます。
民主党はいずれも政府与党案より優れた法案を提出しています。
一度、私たちにやらせてください!政権党として政策を実行させてください!
痛切に思います。
このままでは駄目だ、と。
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