郡和子のコラム

2008年01月01日(火)

2008年 新年を向かえ

<新年を迎え>

開けましておめでとうございます。
2008年が皆さまにとって良い年でありますよう心からお祈り申し上げます。
2007年の政治決戦で民主党を大きな勝利に導いてくださった皆さまに改めて感謝を申し上げますと共に、2008年、想定される大きな闘いを前に私の決意を申し述べさせていただきます。

<政治の変革のただ中を実感>

参議院選挙での大勝利は長年続いた政権腐敗の浄化を促そうとしています。
衆参の「ねじれ現象」は、政治の停滞ではなく、防衛省の腐敗を、また、薬害肝炎問題で隠されていた患者のリストを、年金対応のいい加減さを炙り出すことになりました。
政権への不信は国会審議をすればするほど大きなものになり、与党は政策の見直しをせざるを得ないところまできています。
しかし、福田内閣の基本方針は、残念ながら、これまでの大企業優遇路線を継続するものでしかありません。
テロ新法の成立だけを目的にした時間調整の越年国会は、私たちが望む法案審議を棚ざらしにしたままで、これもまた税金の無駄使いの誹りを免れません。

<政権選択選挙を>

今、政権党は大きなビジョンを示せないまま、その場その場の対応だけに追われています。
これまでの不作為を反省しない付け焼刃の政策対応では、広がった格差の是正も、生活の安心も望めません。
今こそ、政治をアメリカ型市場経済主義からヨーロッパ型社会保障重視の市民主義へ変換が必要でしょう。
驚くべき防衛設備の水増し請求、不透明なアメリカ軍への思いやり予算、霞ヶ関埋蔵金と言われる特別会計基金の不正蓄財、官僚天下り先の温存など、税金の無駄使いはそのまま消費税率引き上げをはじめ国民への負担が避けて通れない道筋という説明はなんら説得力のないものです。

衆議院を解散せず政権の延命にばかりに力を注ぐことがどれほど国益に反するか、言うまでもありません。

政権選択の選挙に堂々と名乗りをあげ、政権交代実現の歴史の証言者として国会に送っていただくことを、誤解を恐れずに申し上げれば、私は、とても光栄に思っています。とはいえ、組織も資金も不十分な駆け出しの政治家に変わりはありません。
負けられない戦いを、皆さんのお力でお支え頂きますよう心からお願い申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。


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