郡和子のコラム

2008年05月18日(日)

宮城県連大会を終えて

<再議決は憲政史上に残る悪例・汚点>

5月13日、政府は、道路整備費財源特例法改正案を衆議院の3分の2により再議決しました。福田内閣になって3度目の暴挙です。
当日の午前の閣議で、道路特定財源を2009年度から一般財源化する基本方針を決定しましたが、法律は御承知のように今後10年間道路特定財源を続けることを前提としています。とってつけたような閣議決定で、政府与党の言動はまったく筋道が通りません。また、これまでも閣議決定を反故にした例が少なくないことを決して忘れてはならないでしょう。憲法の規定がある再議決とはいえ、これは憲法の理念に反するものだと断じざるを得ない事態です。戦後においてはいまだかつて、実質的な再議決が行われたことはありませんでした。なぜなら、主権者の意向を尊重し、二院制の理念と思想に基づいて国会運営が行われてきたからで、福田政権が行った3度の再議決は世論調査でも明らかなように民意を全く無視したもので、憲政史上に悪例を残し、汚点を残した、許し難い再議決だったと言わざるを得ません。

<政権奪取へ結束・民主党県連大会>

そして、昨日、17日、私たちは、仙台で宮城県連の第12回2008年の大会を開きました。
多くの党員サポーターの皆様にご参加いただき熱気に満ちた大会になったことをうれしく思います。
その席で、私を含め県内の次の衆院選出馬を予定している5人が次々決意表明を行って政権奪取に向け大会アピールを採択しました。
私は、予算の配分を大胆に変える時だと強調しました。社会保障費を増額することが国力を衰退させるとの認識が間違っていることはすでにヨーロッパ諸国の例を見ても明らかで、壊されてしまった医療・福祉・雇用・子育てを立て直すために予算を使うことこそ日本の再生につながると思っています。
2区の斎藤やすのりさん、3区の橋本きよひとさん、4区の石山けいきさん、と、つぎつぎ、年金の問題、環境の問題、農業の問題、これまでの自民党の失政悪政が地方を壊し日本を壊したことを指摘して、この国を立て直す政策を訴えました。5区安住淳さんは、ご自分の役目としてみんなを国会に連れていくことだと、力強く語ってくれました。

福田政権の支持率低下はどこまで続くでしょうか。しかし、支持率が下がれば下がるほど解散権を持つ福田さんは解散を封印せざるを得ない状況に追い込まれてしまう、私たちにとっては皮肉なことでもあります。

国民の生活負担が増え続け、さまざまな格差は拡大する一方で、自民党政権への不安や不満や不信が限界に達する今、私たちは、早期に福田政権を解散に追い込み、「生活が第一」のまともな政治をこの国に取り戻すために、皆さんと固くスクラムを組み、政権交代を実現したいと思います。変わらぬご支援をお願いいたします。


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