郡和子のコラム
2009年05月16日(土)
新代表のもとで
<代表選挙>
両院議員総会が16日午後、東京都内のホテルで開かれ、小沢一郎代表の辞任に伴う代表選挙が行われました。
小沢代表の辞任表明から1週間を経ず、予定候補者や党員サポーターの投票権付与には至らず、とても残念な気持ちでした。
出来れば開かれたところで多くの皆さんの思いが反映される代表選挙にしていただきたかったのですが、任期途中の交代、規約や国会日程もあり難しかったようです。申しわけないと思います。
<岡田VS鳩山>
立候補したのは、岡田克也さんと鳩山由紀夫さん。
親小沢・非小沢という構図がマスコミで報じられましたが、私は、こうした構図で語らえることがとても残念で、もう一人の軸が出来ればと、出馬の要請をも模索させていただきました。
しかし、期間が短くて断念。そして、この間、できる限り地元の皆さんにご意見を伺って熟慮し、また、政策通で官僚との坑する大きな力を持つのは岡田克也さんと評価し、投票したのですが、結果はご承知のように、鳩山候補124票、岡田候補95票、無効票が1というものでした。
ともあれ、多くの私のような考え方の皆さんの意見も反映し、民主党をよく知っていただくために、代表選挙で異例の、推薦演説、政見スピーチ、ディベートが行われ、その後、党所属国会議員の投票が行われたことは有意義だったと思います。
ご覧になった方も多かったと思います。気持ちのこもったスピーチに感激されたのではなかったでしょうか?
<選挙を終えて>
代表に決まった後、鳩山候補は岡田候補の健闘に感謝したいとし、そのうえで、「この戦いは、互いに相手を敵同士として戦ったわけではない。この国を良くしたいとの思いの戦い。戦いが終わればノーサイド。持てる力を出し合いながら、皆さんの総力を全員野球として結集して、日本の大掃除をやろうではないか。日本の夜明けを迎えるために新しい民主党の姿を示し、官僚主導を破壊し、国民・市民の皆さんの政治をつくるために先頭に立つことを誓う」と挨拶しました。
まさに、私たちの戦う相手は国民の暮らしをないがしろにする政治です。
開票を終えて私たちは、総選挙勝利、政権交代実現に向けて決意を新たにしました。
グループを持たない岡田さんに集まった95票は大きな意味をもつものと思います。
それを十分に判ってくださる鳩山さんの懐の深さに期待します。
両候補の考え方には大きな違いはありません。これまで民主党の積み上げてきた政策ですから。
まさに、いま必要なのは、岡田さんが言った「人への投資」であり、鳩山さんの言った「友愛の社会」を作る政策です。
<政権交代を実現しよう>
総選挙まであとわずか。
今回の代表選挙は、政権交代を成し遂げ、次の総理大臣候補を選ぶ、という選挙でもあり、これまでとは違った緊張感に包まれていたと思います。
与党からは、鳩山さんの方がやりやすいと、なんとも不思議な見解が出されていますが、いずれにしろ、新しい戦いが始まります。一丸となって頑張ります。
「官僚起点から生活者起点」「中央集権から地域主権」、皆さんが政治を変える力をお持ちです。
「ムダ遣い一掃。官僚主導から生活者主導の政治」、皆さんが政治を変える力をお持ちです。
ムダ遣いや天下りが問題となっている官僚中心の政治を打破し、国民主権の政治をともにつくっていきましょう。
ご理解とご支援をお願いいたします。
2009年05月01日(金)
第80回のメーデー 記念すべき日に
働く仲間のみなさんと、記念すべき第80回のメーデーを一緒に祝いたいと思います。
今日の仙台は雲ひとつない青空が広がり、新緑が目に眩しいばかり。
連合宮城傘下の皆さん3000人が勾当台公園で開かれたメーデー宮城県大会に集いました。
メーデーは、労働者の団結を高めるために毎年5月1日に行われる労働者の祭典です。
その起源は、1886年5月1日、アメリカの労働者が8時間労働を要求してストライキやデモを行ったのが始まりだと言われていますが、日本では、それから34年後、1920年に第1 回のメーデーが行われました。
参加者は、 1000人足らず、場所も東京上野公園1ヵ所だけでした。
世界的な民主主義の潮流やロシア革命の影響のもと、1918年の米騒動をきっかけとして、社会運動が各方面で飛躍的な展開を遂げ、労働運動・労働争議が盛んになる中で、日本でメーデーが実施されたのです。
しかし、36年には禁止されて復活したのは戦後46年になってからでした。
さて、今年80回を迎えたメーデー。
今日、また働く人々の困難が顕著になってきています。今こそ、働く仲間すべてとの連帯が必要です。
これまでの自公政権の格差拡大の政治によって、地域の崩壊が進み、労働法制の度重なる規制緩和によって、セーフティネットのないまま使い捨てされる労働者が急増しました。
私たちの生活は痛めつけられ、そして今日の世界規模の経済危機で、さらに、わが国経済と私たちのくらしを直撃しています。
企業倒産、派遣切り(非正規の失職者は昨年10月から今年6月までに20万人を突破見込み)そして、正社員の雇用と労働条件も危機にひんしています(正社員も1万8000人が失職)。
新卒者の内定取り消しも2000人を超えました。
可処分所得は減り続ける一方で、税金や保険料負担は増え続け重く肩にのしかかっています。
年金問題は遅々として解決の目途さえ立たず、医療、介護で多くの人たちが苦しみ、子育てや教育の負担はもはや限界に達しようとしています。
官僚任せの麻生・自公政権は、旧来の制度・仕組みには一切手を付けずに、ひたすら一時しのぎの付け焼刃の政策と、政権維持のために選挙前にバラマキを断行しようとしています。
そして、このツケは莫大な借金と消費税大増税というかたちで国民一人一人に降りかかって来るのは間違いのないことでしょう。
ところで、政権交代にもう少しで手が届くというその目前で、小沢代表にかかわる問題が浮上し、大変ご心配をおかけしていることを申し訳なく思いますが、この件で、元国家公安委員長の白川勝彦さんがご自身のブログに書かれている一節をここでご紹介させていただきます。
「あからさまな権力からの市民・国民に対する攻撃、小沢代表への攻撃ではない、おそらくは日本の歴史上はじめて、まっとうな手段で民衆の手による大変革が実現するその最終段階で仕掛けられた権力による民衆の希望への攻撃なのだ」
どうでしょうか、皆さん。
私も同感です。
つまり、権力の狙いは既得権益の死守です。
これに、断固、労働者が、民衆が、闘わなければ、日本の未来はありません。
私たちは、権力からの攻撃に動じることなく、日本の歴史上はじめての民衆の希望をかなえる戦いに勝利するために、全力を尽くさなければなりません。
一刻の猶予も許されない。
すべての働く仲間の皆さんともに政権交代という一大事業を成し遂げましょう!
第80回のメーデー、万歳!
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