郡和子のコラム
2009年12月27日(日)
変わった、を、実感できるようにしたい
2009年、歴史的な政権交代を実現していただいた年が暮れようとしています。
昨年の今頃は、リーマンショックを受けて雇用経済状況が厳しさを増し、派遣労働者の皆さんが仕事を切られ住居を失った方々も急増する中、ハローワークでの対応を視察させていただきました。
政治を変えなくてはならないという強い思いで過ごしていたことを改めて思い出します。
そして、選挙での初めての政権交代。
長く続いた政権の負の遺産からのスタートで、まだまだ、やりたいことすべてをすぐに実現できる状況ではありませんでしたが、特別会計にもメスを入れ、生活安心のための社会保障充実にぎりぎりの努力をした予算も閣議決定されました。
ガソリン等暫定税率を除き、子ども手当、高校実質無償化、農業者への戸別所得補償制度などマニフェストでの約束を実現する内容です。
また、景気の2番底を回避するため2兆円の特別枠を設けるとともに、雇用対策として、雇用調整助成金を10倍以上にして大企業で75万人、中小企業で155万人の雇用確保に当てられます。
税収が落ち込む中ですが、予算規模は過去最大92.3兆円、国債発行額は約44兆円に抑える目標を何とか守ることができました。
生活保護世帯の母子加算も、父子家庭への手当も、肝炎対策も、介護の支援も、しょうがいしゃの皆さんの負担軽減も、満足ではありませんが実行されます。
地方主権への道筋もつけられました。
これを確実に実現するよう年明けの国会でも汗をかかせていただきたいと思っています。
ところで、未だ厳しい経済状況を受け、成立させていただいた「中小企業等金融円滑化法」をご活用いただけるよう各都道府県に中小企業者向けの融資等ワンストップ相談を受け付ける窓口が設けられます。
仙台でも22日に引き続き2度目の相談会が、28日に仙台商工会議所で開かれますが、お困りになっている事業主の皆さんへ是非いらしていただきたいと思います。
人口減少社会を迎え「人作り」こそが安定的な成長路線を築く礎になると思います。
是非、もうしばらく、皆さんが選んだ皆さんが作って下さった政権を見守っていただき、後押しをいただきたいと思います。
来年は、変わった、を、実感していただける年にするため、これまで以上に汗をかくつもりです。
2009年12月20日(日)
今年も残すところ10日余り
今年も残すところ10日余りになり、何かと慌ただしさを増していることと思います。
先週、私は、国会内で、年金・雇用・医療・介護等、厚生労働関係のさまざまな課題についてお話をお聞きしたり、JA宮城の皆さんと戸別所得補償をはじめとする農業政策について意見交換をさせていただきました。農家の皆さんは来年の作付け時期を間近に控え気をもんでおられることと思いますが、土地改良事業に偏っていたこれまでの予算編成から農家への直接給付がしっかり実現出来るように政府に求めています。
宮城県連としては、宮城政策会議で取りまとめた要望103項目を幹事長室に届けました。特に国土交通の県内事業の予算要望については県議らが政府に説明も行いました。
私自身も、全国父子連の皆さんとともに父子家庭の児童扶養手当支給についての要望や医療現場で支えている看護職の皆さんの待遇改善や歯科医療についての配慮など診療報酬改定の要望を幹事長室に届け、また、しょうがい者自立支援法廃止までの間速やかに応能負担に変えることなど、大臣室に長妻大臣を訪ね直接要請を行いました。
ところで、国の運営を任される与党議員になって、なぜ皆さまが総選挙での政権交代を実現してくださったのか、を、折に触れ確認します。誰もが安心して生活することができ、誰もが将来への希望を持てる社会を作ること、利権やしがらみよりも国民一人ひとりの生活と権利を尊重する新しい政治へ転換することへの期待。その期待を裏切るようなことがあってはなりませんが、まだ新政権は100日を過ぎたばかり、新しいことを積み上げる作業に混迷はつきものと、長い目で見て頂けると幸いです。
例年はクリスマスイブの頃には予算編成が仕上がるとのことですが、37兆円と当初の予想を10兆円も下回る税収の落ち込みで、財政規律とマニフェストに掲げた約束履行の両方をにらみながらの知恵絞ぼり。時間がかかり、皆さまがたにはご心配をおかけしていることと思いますが、どうぞご理解頂きたいと思います。
最後に、19日土曜日に、参院選へ向けた県連の選対本部を立ち上げました。大会で幹事長を拝命しましたが、来年の参院選への勝利に向け重責を感じているところです。宮城は桜井充参議院議員が、そして、もう一人の候補擁立も視野に入っています。新しい政治を更に強固なものにするため、皆さんお力添えをお願いしたいと思います。
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