郡和子のコラム

2010年05月02日(日)

マニフェストタウンミーティングを終えて

民主党2010マニフェストへのご意見を伺うタウンミーティングを開催しました。
ご協力をいただいた皆様に感謝申し上げます。

タウンミーティングでいただいたご意見の中から一部をご紹介します。
たとえば「子ども手当」について。
来年の本格実施に伴い、
①本当に子どもの成長に資するよう使われるのか?
②なぜ所得制限がないのか?
③財政は本当に大丈夫なのか?という疑問が残る、など…。
皆さんはいかが思われるでしょうか。

実はこども手当の満額支給でようやくOECD平均並みになります。
それほど、いままで子どもへの現金支援がこの国は貧弱だったということです。
この制度は社会全体でひとりひとりの子どもを育てるという理念であり、スウェーデンモデルと言われ各国が採用した制度は所得制限を設けてはいません。
すべての所得補足の難しさもさることながら、たとえば同じ収入でも扶養する家族の人数で生活レベルは違ってきます。その場合にどのような対応が可能なのか、など、テクニカルな問題も出てきます。

国民幸福度を優先する新たな成長戦略で税収のアップを図り、徹底的な無駄排除を行うことはもちろんですが、財源が足りなければ政策の優先順位を示してご理解をいただかなくてはならないかもしれません。

ところで、無駄の切り込み、実は特別会計についての検証作業も現在進行中です。
ご承知のように、特別会計は一般会計と比べ、実務的にも政治的にも十分なチェックが行われておらず、各省の「隠れた財布」として無駄の温床になりがちです。
この無駄を洗い出し過大・不要な積立金等があればこれを一般会計に繰り入れ借金の圧縮・返済に充てるなど財政の健全化に努めたいと考えています。
事業仕訳ほど注目が集まりませんが、私もメンバーとして作業を進めているところです。
まだ切り込める、そう確信しています。

さて、タウンミーティングでいただいたさまざまなご意見は、いま、マニフェストとりまとめの研究会で分野ごと議論を行っています。今月末には最終版を企画委員会でまとめ発表できるものと思います。

いずれにしろ、旧政権下の誤った政策で日本が分断され力を失ったことを学び反省し、国民のための政治、生活第一の政治を後戻りさせないために、国民のみなさんとの約束「マニフェスト」を掲げ、この夏の参院選も戦います。
真の政権交代を実現させて安心できる日本の再建のため力を尽くすつもりです。


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