郡和子のコラム

2013年01月05日(土)

2013年新春ご挨拶

お健やかに新年をお迎えのことと存じます。

年の瀬の総選挙で3期目の貴重な議席を与えて頂きました。
逆風の中ご支援をいただいた皆さま方のご苦労に報いるためにも、私自身これまで以上に精進し貢献をする決意です。

民主党は衆議院で僅かに57議席、本会議場の景色はガラッと変わってしまいました。この間の民主党の政権運営に対する国民の皆さまの厳しい審判であると厳粛に受け止めています。
しかし、民主党は、あの歴史的な政権交代を果たすだけの使命を負って生まれた政党ではありません。生活者、消費者、納税者、働く人々が中心におかれ、透明で公平で公正なルールの下「共に生きる」社会を作るために、責任を持って未来を切り開いていくことを誓い集った仲間たちです。政権を経験した国民政党として再び立ち上がり、皆さま方の信頼にお応えして政権再登板の日を目指さねばなりません。その強い決意と覚悟で再スタートを切ったところです。

ところで、憲法の両性の平等と個人の尊厳を定めた24条の起案者であるベアテ・シロタ・ゴードンさんが昨年12月30日にニューヨークのご自宅で亡くなったと報じられました。89歳だったということです。戦後も何度も来日され、私たち日本女性の権利確立のために力を尽くして頂いた方です。2000年5月には国会の憲法調査会に招かれています。24条の他、こどもの教育の平等や嫡出でない子供も、身体的、知的、社会的に成長する機会を与えられることなど、社会のひとりひとりの構成員に光を当てた条項を起草していたことを明らかにし、日本国憲法は世界に誇るモデルであり他の国にもその精神を広げてほしいと話されました。
昨年、世界経済フォーラムは、社会進出や教育などでの男女平等度ランキングを発表しましたが、日本は101位、G8では最下位です。戦後日本の女性を巡る環境はベアテさんの播いた種から大きな芽が出改善されたものの、女性たちがもっと輝いて活躍できる場を作って花を咲かせることが、低迷し混沌とした日本を引っ張っていくことに繋がるのだと私は確信しています。

今、憲法改正に積極的な総理が誕生し、9条のみならず、家族について、男女平等についても見直す動きです。

ふるさとの復興のためには最大限の後押しを、そして、怯まず理想を掲げて国家国民の皆さんのためにあたらしい戦いを始めます。
今年一年も、よろしくお願いいたします。


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