郡和子のコラム

2015年01月01日(木)

2015 年頭ご挨拶 未来への責任を果たそう

皆さま、あけましておめでとうございます。

お健やかに新年をお迎えのことと思います。

 

あの東日本大震災から4回目の元旦を迎えました。

また昨年は、大雪、豪雨、そして噴火に地震と、自然災害のとりわけ多い年で、避難生活を余儀なくされている皆さま方が、苦難を拭い去れない厳しい状況の中におられることに、改めて思い致すお正月でもあります。

一日も早く復旧・復興がなされるよう、そして被災された皆さまが安心できる生活を取り戻せるよう努力致します。

 

今年は戦後70年の節目の年です。

戦争を知らない世代が大半になってしまいましたが、あの戦争とヒロシマ・ナガサキを決して忘れることなく語り継いでいかねばなりません。

年末の総選挙で、安倍総理があえて言及しなかった集団的自衛権関連の法整備や、特定秘密保護法、そして、自民党草案にある憲法改正については、あらんかぎりの力で徹底的に議論し抗うことをお誓い致します。

 

また、異次元の金融緩和と円安誘導、自民党のお家芸である公共事業のバラマキ、これが結局はアベノミクスの実態であり、経済政策としての効果よりも、将来のリスクが大きいことを質したいと思います。

そしてアベノミクスの「第三の矢」とよばれるものが、格差を拡大し固定化させる雇用の流動化の加速であり、日本の農業の空洞化を招く農政改革であり、原発の輸出や再稼働、武器輸出であるならば、これに対しても、しっかり反論し方向転換をさせる力をつけていかねばなりません。

 

一方、総選挙時に官邸があからさまに行ったマスメディアに対する「公平公正・中立」の申し入れに、私はデモクラシーに対する強い危機感を持ちました。実質的に国民の皆さまの知る権利を奪う報道統制の異常事態でした。

しかし、逆に、それは、異なる意見や批判が存在することを認めず、聞く耳を持たないこの国のトップの姿を皆さんが感じ取ることに繋がったのでないかと思います。

政治は彼ひとりのものではありません。

危うさが際立つこの政権で未来への責任は果たせないと、私はそう思っています。

政治は多様な意見を丁寧に聞き、調整を図る根気の作業です。

 

深刻化する貧困問題や社会保障、少子化の問題、エネルギーの問題、またこの国の1000兆円をゆうに超える借金、財政規律の問題、課題は山積しています。

 

民主党は今回の代表選挙を通じ、安倍さんの「この道」とは違う道を示し、今一度、政権を担える政党として再建を果たして参ります。

また、私自身、主権者である皆さま方が主役の政治を行うことを旨とし、まだ見ぬ未来の子らのためにも、平和で、安全・安心の国作り、地域づくりに努めて参ります。

 

辛くも4期目、国会で活動させていただきますが、選挙区で勝利できるよう、地域での組織作りにも努めていかなければならないことも痛感も致しました。

何卒、私、郡和子を、より多くの皆さまでお支え下さいますよう、そして、未来への責任を果たす役割を、私に、より強く担わせていただきますようお願い申し上げます。

 

最後に、この一年が、皆さまにとって実り多い一年になりますことをご祈念申し上げ、年頭のご挨拶と致します。

 


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