郡和子のコラム
2015年12月18日(金)
統一会派で徹底的にたたかいます
今年も残り少なくなってきました。寒暖の差が大きく風邪などひいておられないでしょうか?
ある雑誌の落合恵子さんのコラムに、こんなくだりがありました。
「ひどい風を引きこんでしまった。声が全く出ない。(中略)
♪背伸びしてみる 議事堂に 今日もファシズム鳴り響く・・・
『港町ブルース』の替え歌を吐く息だけで森進一さん風に歌ってみたり。まあ、あと数日の我慢だろう。
日頃の不養生は棚に上げ、「たたかう」ためには、健康が基本と痛感させられている。」
「国民のみなさんにご理解いただくように丁寧に説明する」と、夏に集団的自衛権行使を認める安保関連法を強行採決し成立させた後、話した安倍総理が、この間、納得のいく説明をされることがあったでしょうか?
憲法に基づく臨時国会の開催要請を度々行っても、これに応えることはありませんでした。
閉会中審査のわずかな時間で、様々な醜聞のある復興大臣は、説明責任を果たしたと逃げの一手です。
そして、来年の参議院選挙を前に打ち出された目玉政策「介護離職ゼロ」は、今年介護報酬を過去最大約2.3%下げて、介護事業所の倒産が過去最大になっているのに、そして、介護職員の人手不足が深刻化しているのに、働きながら介護をする人の命綱である介護サービスを崩壊させ実現するはずもありません。「介護離職倍増」になるのではないでしょうか。
異次元の金融緩和で回復するはずだった消費や賃金も、どれだけ盛り上がりましたでしょうか。日銀の黒田総裁までもが「労組の賃上げ交渉力が弱い」と発言されるに至っては、政策の失敗を自ら認めたことに他なりません。
非正規雇用が働く人の4割を超え、その上、派遣法改悪で派遣労働を固定化し非正規雇用者を増やす政策が加速しているというのに。
そして、今、補正予算や来年度の本予算案、税制大綱がまとめられています。
消費税の「軽減税率」について、そもそもこの呼び名も誤解を与えるものです。今より減税になるのではありません。しかも、低所得者対策でもありません。
世界の軽減税率を導入している国で、日本のようにその差が僅か2%という国はないし、軽減税率の対商品の線引きでうまくいっている国もないのです。
しかも、社会保障費のために使うお金に穴が開き、かえって、大きな負担を強いられることになってしまいます。
更に心配なのは、およそ8兆円の赤字を出した公的年金資金を運用するGPIFの問題。年金に加入する皆さんの利益だという政府の説明は破たんし、責任の所在も曖昧にされています。
にもかかわらず、秋の臨時国会は開かれず、議論は阻まれました。
安倍政権は失政をキャッチフレーズで誤魔化すのが御得意です。
だまされ割を食うのは生活者の一人一人です。
だからこそ、年明け早々の召集される通常国会では、徹底的に戦う決意です。
維新の党との統一会派が正式に発足し、論戦の環境を今整えているところです。
衆議院での新会派名は「民主・維新・無所属クラブ」、会派の勢力は92人(民主党71人、維新の党21人)で、代議士会や各部門会議も合同で行うことになりました。
私は、今回、NC復興大臣に就任しました。是非、力を合わせ、あの大臣にお辞め頂き、建設的な復興政策の議論を進めなくてはならないと考えています。
加えて、厚生労働と文部科学の常任委員会委員として、徹底的に「たたかう」つもりです。(闘う意欲をそがれないよう健康に留意しながら)
皆さまも、季節がら、どうぞご自愛ください。
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