郡和子の日記

2005年12月23日(金)

2005年12月23日の日記

白石和紙をご存じだろうか。
日米講和条約の調印書に使用された平和の白い紙が、白石で漉かれた和紙なのだ。
今も、昔ながらの製法で作られている。
その白石和紙の製造者、遠藤ましこさんのところを久々訪ねた。
ちょうど一年分の和紙の原料、楮の釜蒸し作業が最盛期、釜揚げに立ち会った。実にいい匂い。作業場の外には、楮の皮が干されていた。東大寺の修行僧の紙衣も、遠藤さんちの和紙で作られる。お水取りの時に身に着ける衣だ。一年かかってようやく紙になる。かつては白石に大勢職人がいたというが、伝統を受け継ぐのは、遠藤さんちだけ。80歳を越えても元気なましこさんに励まされる。

その足で、福島県境の越河の永山さん宅へ。中国人のスーパーレディと国際結婚。そのスーパーレディ、張司紅さんは、北京アップリカ社(日系企業)の社長で、農家の長男の妻であり二児の母なのだ。北京と越河、仙台、そして日本のアップリカ社のある大阪を飛んで歩いている。昨日北京から帰ってきたばかり。日中関係について侃々諤々、いや喧々囂々、ま、大きな声で意見を交わす。
日中の教育環境についても話しを聞く。張さんにもエネルギーを注いでもらった。次に私が北京へ行く時は、彼女の会社も訪ねると約束。来年また行こうと思う。


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