郡和子の日記

2005年12月26日(月)

2005年12月26日の日記

早朝、仙台を出て、東京入国管理局に向かう。

東京駅で乗換え品川まで。
東京不案内な私を心配する秘書の海老原さんは、「大丈夫ですか?東京駅に行きましょうか?」と言ってくれたのだけれど、大丈夫大丈夫と見栄を張り、山手線にしようか東海道線にしようか京浜東北線にしようか、実は自信なくホームをうろうろ。

と、目の前にいい男が現われ、つられて電車に乗り込む。
しばしそのいい男にみとれているとー、えぇぇー、上野方面じゃないですか!
これだから田舎者は困る、いえ、いい男は困る、のだ。

ったく。慌てて電車を下り、反対方向へ。待ち合わせに遅れるかもしれない旨を連絡。

今日は、以前、今野東さんの難民支援寄席を楽しんだ時の日記にも書いた、クルド人のドーガンさんの滞在許可が延長されるか、或いは収容されるか、強制送還されるか、という重要な出頭日なのだ。

難民認定も受けられずにいる。後方から滞在許可が延長されるのを支援するために入国管理局に同行するのに遅れては申し訳ない。
ぎりぎり間に合い書類の手続き。
申請の窓口には様々な国の様々な人々。
ドーガンさんと収容所で一緒だったという人も。

コンゴの少数民族ヘマ族のグロージャールさんは妻や子供を虐殺され日本に渡ったという。
彼もまた難民としての認定を得られていない。
取りあえず、延長許可がおり、お正月は家族で過ごせることに。良かった良かった。

で、仙台に取って返す。
今度は、途中、山手線から快速の京浜東北に乗換え東京駅に。
駆け足で東北新幹線ホームへ。
実に美しい身のこなしで発車一分前に席に着いたのだった。
ふぅーっ。

午後、仙台ではどんな予定か、メールで確認が入った。
はい。分かりましたよ。

東京はいい天気だったけど、那須塩原すぎたあたりから吹雪。
そういえば朝家を出る時も雪だったな、と、今朝の様子を思い出す。

ついでに、今朝、東京駅で間違った電車に一緒に乗り込んじゃう原因になったいい男の顔も思い出す。
おっと、乗り越さないようにしなくちゃ!




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