郡和子の日記

2006年02月25日(土)

2006年2月25日の日記

今、医療の現場では勤務医の皆さんが過酷な労働を強いられている。
特に小児医療と周産期医療の現場がひどい。
医師不足なのだ。

東北大学病院の副院長で産婦人科教授の岡村州博先生に現場の声を伺った。
様々なデータを用意していただき感謝。
想像以上に深刻な状況だ。

午後、登米市石越町の中村和恵さん宅を訪ねる。

あ、その前に、昼食を石越駅前の食堂でいただいた。
名物「はっと汁」
(実に美味しかった。)

今から何年前になるだろう、中村さんと知り合ったのは。
娘さん繭ちゃんは重いしょうがいを持っている。でも、地域の学校に通わせたいと活動され、その背中を県のモデル事業として押してくれたのが、浅野前知事だった。繭ちゃんは地域の公立の小学校に入学、そして卒業。今は石越中の1年生だ。

国は、しょうがいを持つ子の教育と健常といわれる子の教育を分けているのだが、ともに学び育つことがどれほど重要か、そして、どれほど私たち「人間の力」を育むか、改めて実感した。
しょうがいを持つ人がいることが当たり前のこととして受け止められる社会、それが私の目指す社会像でもある。

繭ちゃんはすごく成長していた。

なぜしょうがいを持った子が遠くの学校(養護学校)へ行かなきゃならないハンディまで負わされるのだろう。繭ちゃんのようにみんなが地域の学校に通えたらいいのに。
世界の流れは包括教育、分け隔てることのない教育だ。そのことの効果のほうがずっと大きいのだ。

仙台に戻り、桜井充参議院議員の新年会(毎年新年会はこの時期だそう)に参加。大勢の皆さんが参加している。桜井さんのカラオケの上手さに唸ってしまった。あ、もちろん政策の話もあったが…。
私もカラオケの得意曲でも作らなくちゃならないかしら、と、本心、心配している。


  • 石越駅。趣があるでしょ。

  • 名物「はっと汁」

  • 桜井さんの新年会で民主党議員団整列

2006年02月24日(金)

2006年2月24日の日記

荒川選手が美しかった!そして、金メダルだ!
見ていて涙が出てきた。

その余韻を楽しむ間もなく、8時の会議に。
ドイツの公務員制度、労働権などについて話を伺う。

9時半、厚生労働委員会開会。
今日は川崎大臣の所信表明についての一般質問だ。
医療制度や、しょうがいしゃ自立支援法、BSEの問題など、聞くべきテーマは沢山。

午前中、事務所で市民団体の皆さんらに助けられながら作業。

お昼、自治労の皆さん方の請願を受ける。

午後、厚生労働委員会。民主党の質問が始まる。

16時半委員会終了後
小児医療の対案を練り上げる会議。

簡単に事務所でスケジュールの打ち合わせをして、
18時半、東京事務所を出る。
結構強い雨。

永田議員の「メール」の問題では多くの方々からご意見が寄せられている。
ご心配をおかけし申し訳ないと思う。
しかしながら、自民党がこれで伊藤氏の問題も含め幕引きにしたいというのは驕りでしかないと思う。
追求の矢を自らの手で折ったことになったのは残念だが、このまま終わらせてはならない。
そのために、どうするのか、正念場だ、と思っている。


  • 自治労の国会請願受付

2006年02月23日(木)

2006年2月23日の日記

皆さんになんと説明していいのだろう。
すでにご存知のように永田議員が辞職するとのことだったが、幹事長一任となったのだ。

永田議員の辞職願いは、「メール」の真偽を実証できなかったというのが理由だが、国会の予算委員会の場で提示したのだから、それなりの裏づけができていたというのが当たり前のこと。
しかし、その前提がなかったとしたら、これは責任問題に発展しても仕方がないことだ。と、思う。
この場合、誰の責任か…

永田議員一人の責任ではないと思う。

党の人間として、なんとも悩ましいし、動揺もする、怒りも覚える、申し訳ないとも思う。
しかしながら、ライブドアの問題も、耐震偽装の問題も政治と業界・官との関係の闇は確かにあると思う。
そこへの追及の矢は緩めてはいけないはずだ。

今日は日記というより騒動への見解とお詫びをしなければと、このような記述になった。
お許しいただきたい。

私自身は朝から様々会議と代議士会・本会議・ヒアリング、そして、夜は米軍の再編成などへの反対請願を受けたのだが、
たぶん、民主党の議員、そして支援する皆さんは、今日一日、実に複雑な、心に棘が刺さったような痛み、その痛みと戦う長い一日だったと思う。


  • 米軍再編成・横須賀原子力空母母港化反対国会請願行動にて

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