郡和子の日記

2006年03月17日(金)

2006年3月17日の日記

8時
打ち合わせ。
9時半
厚生労働委員会。政府の児童手当等改正案に対し、トップバッターで質問に立つ。
児童虐待の問題から入った。
今、育児環境は「孤立化」が進んでいる。厚労省が調査した虐待の死亡事件の検証結果でも、その背景に「孤立化」と「経済的困窮」がある。
いかに虐待を未然に防ぐか。これまで虐待防止法施行、あるいは改正児童福祉法施行で様々な策を講じているが、一向に虐待事件は減らない。設置が求められている地域協議会や防止ネットワークも、全国の自治体のうち49%が未設置だ。また、児童相談所の福祉士の数も少なく、一人で1週間に103件の事例の相談に当たっているところもある。各地で担当者の激務の悲鳴も聞こえてくる。子どもの命に直結する緊急で真剣に取り組むべき課題だ。
また、働く環境整備について政府を質した。男性の育児休業の取得も進まない。旗振り役の厚生労働省の男性職員は1,3%の取得。政府は10%男性が取得することを目指しているが…。妊娠・出産で女性が不当に解雇されるという事例も後を絶たない。女性が働いて得る収入は、生涯働き続けた場合と子育てで退職、再び働いた場合を比べると、女性の再就職はパートなどの非正規雇用が多数を占め、双方で2億円以上も差が出る、との調査結果もある。

民主党は「チルドレンファースト」子どもが一番との方針で、政府案に対し、親の所得制限をなくして中学卒業時まで子どもひとりひとりに16000円の子ども手当てを支給する法案を提出し、これも審議していただいている。

今日は政府案の質問に立ち、それから民主党案に対する質問の答弁にも立った。

途中、本会議。
西村真悟議員尾辞職勧告決議案を議決。
他、民主党からの農政基本法も討論。
5時半までびっしり審議。
朝出たきり一度も事務所へ戻らずだった。
夕方来室のお客様とほっとしながらコーヒーを飲んで、帰られた後は日程など事務連絡、そして、医療の質問に向け打ち合わせをする。

7時過ぎ宿舎に戻って片づけをする。
つもりだったが、時間がなく、着替えただけで東京駅へ。新幹線の中は、眠ってしまってた。


  • 厚生労働委員会「児童手当等改正案」で質問

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