郡和子の日記

2006年04月09日(日)

2006年4月9日の日記

私が住んでいる地域は、ご多分にもれず高齢化が進んでいます。
今日、町内会で、地域づくりについて話し合う会がもたれました。
というのも、20年にわたって店舗を提供していた生協が、この地から撤退し、新しいところに移るというのです。商店が次々店を閉め、商店街と呼べるものがなくなって、年老いた住民が、買い物さえも出来なくなる状況に、地域を衰退をさせてはならないとの思いで、多くの住民が参加するシンポジウムに結びついたのでした。

まちづくりの不作為が指摘され、国として行政として何をなすべきか、また、このまちで終生すごせる地域力の構築など、次々皆さんから意見が出されました。

山を切り開いて出来た古い団地、それが、私の住むところです。高齢で山坂を登りきれず、引きこもりになる一人暮らしのお年よりも増えています。
香典袋を買うのにわざわざバスに乗るのですか?といった声もあがり、本当に深刻なこの地の状況を表していると感じました。
少子高齢社会は、各地で同じような課題を抱えているのだと思います。地域の力加減でよくもなり悪くもなり、では、もはや収まりません。ましてや、高齢者だけになるとその力自体が弱まってしまうのですから。
何が出来るのか、考え込んじゃいました。

会合の後、選挙区の過疎化が進む農業地域をあいさつ回りをしましたが、ここでも農政への課題が示され、責任を感じました。農家の不満と不安は大きい。これまでの、それこそ、国の政策の誤りは大きい。

解決への道筋は遠い、しかし、やらなきゃならない言わなきゃならないことは沢山ある、そう実感させられる一日でした。


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