郡和子の日記

2006年05月10日(水)

2006年5月10日の日記

小雨の朝、午前中、厚生労働委員会の質問に立つ。

昨日の新聞各紙、一面で報じられていた「メタボリックシンドローム」内臓脂肪症候群。
40歳から74歳までの、男性の二人に一人、女性の5人に一人が、患者、もしくは患者予備軍、との、厚労省の発表。うわぁ、危ない!と、昨日一日、いろんなところでこの話題が挨拶代わりに交わされたに違いない。
これが如何にいかさまなのか、残念ながら、そのことが包み隠されたまま、政策が実行されようとしている。ひどい話だ。

実は前日、福岡と福島で、厚生労働委員会の地方公聴会が開かれ、与党の側の呼んだ公述人からも、次々政府の改正案について心配や危惧や要望が強く挙げられ、この報道を楽しみにしていたのに、あ、そうか、メタボリックシンドロームを、このタイミングで発表、つまり、都合の悪いことを出さないためにも、また、メタボリックシンドロームの予防が法案の大きな柱のひとつだから、早く法案を通してしまおうという魂胆だ、と、そのからくりを思った。
メタボリックシンドロームの政策導入は重要な問題を無視していることを指摘させていただいた。詳しくは衆議院のホームページからごらんいただきたい。

それにしても、政策立案の土台が、企業との癒着も疑われる人たちによって作られているのだ。そもそもがなっていない、砂上の楼閣が、今回の政府の法案である、と、思われる。

夕方仙台へ帰って、東北放送の社友の仲間入りをさせていただく会に出席した。入社当時からの懐かしい皆さんの顔に改めて感謝した。退社して、飛び級で社友にさせていただいた感じ。

夜、また東京に戻る。昼間は晴れたのに、また雨。強くなりそう。


  • 厚生労働委員会で質問に立つ

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