郡和子の日記

2006年05月18日(木)

2006年5月18日の日記

本会議が開かれる。
昨日の今日…、強行採決に抗議の声をあげ、医療制度改革法案にもちろん反対の立場から討論をさせてもらう。

午前中、政府案の阻止を実現することをあきらめない医療者の方々から請願署名を受け取っている。
頑張っている皆さんに頭が下がる。多くの皆さんの気持ちを代弁する討論を行わなくてはならない。

野次が最初から次々発せられる中、本会議場の壇上で力いっぱい反対の演説をさせていただいた。
時間をオーバーしているとの議長からの通告もあったが、予定していた議論を少し省略して、それでも、思いを、伝えたかったことを、演説させていただいた。

その後採決、数で押し切られる。
与党の皆さんの中にも医者や医療従事者がおり、今回の法案の問題点を認識しておられる、のに、衆議院通過…。
これって、何だろう…。

本会議終了後、テレビ朝日の報道ステーションの取材を受ける。メタボリックシンドロームの特集の事前取材だ。マスコミも製薬会社の大きな力に立ち向かうには厳しいものがあるのかもしれない。だが、この国に住むすべての人のためにも、問題があることをしっかりと伝えてほしいと思っている。国民のために「報道」はあってほしいのだ。

夕方会館内で開かれている交通事故で亡くなった方々らの人型と遺品を展示する催しを見に行った。
涙がこぼれてきた。バッグを置いてきて、ハンカチもティッシュも持ち合わせがない。大失敗。海老原秘書からハンカチを借りる。(助かった)

夜は、横路衆議院副議長公邸で懇談会。
集まった皆さんから今日の本会議の討論についての感想を言って頂いた。

本会議場の壇上に上がらせていただいたことに感謝。
しかし、このまま政府案が成立すれば、医療制度は、まさに、崩壊元年となるのではないか。
誰のための改革なのか。情けない。


  • 衆議院本会議での反対討論

  • 議員会館内で開催された「生命のメッセージ展」

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