郡和子の日記

2006年05月04日(木)

2006年5月4日の日記

渋滞にはまってなかなか目的地まで行けない!

あちこちで車が滞る。

ようやく午後、放送局時代にも大変お世話になった大内秀明東北大学名誉教授が作られた「賢治とモリスの館」に到着。
宮沢賢治と、彼に大きな影響を与えたイギリスのW・モリスの作品や思想や、そして豊かな自然を楽しむ大内先生のオープンハウスでもある。
19世紀産業革命の工業化に反対して社会運動に参加したモリス、大内先生がこれまで集められた品々が展示されている。
1904年刊の「平民文庫五銭本、モリス原著、堺枯川訳『理想郷』」もある。
それだけじゃない、モリスの貴重な書もある。世界で何部って教えていただいたろう、とにかく、超貴重なものだ。

モリスのアート・クラフト、そして思想、十分に味わった。

地元のテレビ局で紹介されたらしく、この連休は連日大勢の方々が訪れているという。

もう時期が過ぎてしまったが、裏山はカタクリの群生地で、名残のカタクリの花をいくつか見ることが出来た。

また、中国通の大内先生から、仙台と中国の交流の状況や、昨年私が訪中した折のことも中国の友人らから報告を受けていた話などを聞かされ、しばし、中国の話で時が流れる。

大内先生ご夫妻にもてなして頂き感謝。楽しい、そして、勉強になる時間だった。

夕方また渋滞。家までがすごく遠かった。


  • 作並環境芸術村「賢治とモリスの館」

  • お庭の一角にモリスが手がけたようなイギリスの民家のような建物も

  • W・モリスの初版本

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