郡和子の日記

2006年07月01日(土)

2006年7月1日の日記

10時
宮城県庁で地方自治危機突破宮城県総決起大会に出席。
宮城県の自治体代表者から、「真の地方分権改革についての緊急提言」を受けた。
地方交付税にウエイトを置く多くの自治体が身を切るような思いで日々住民サービスにあたっている。
税財源の委譲がなければ立ち行かない地方の切実な声を聞いた。
地域を回っていても、夢が語れない地方になっているのが分かる。住民一人ひとりの人生にも夢が語れなくなっている。「失業者」ならぬ「失望者」が次々と生まれているのだ。
改革の名の下進められたのは、財政支出を国民負担に転化すること、そして、地域負担に転化することだ。
更なる痛みに耐えかねる自治体が続出している。
公共サービスの国と地方との区分けをしっかりすることが大前提であり、そして、税の委譲を進め、税制の改革も不可欠になってくる。
与党の議員の皆さんからも、地方の思いと心を一にするとの発言が相次いだが、ならば、何故痛みだけの改革の旗振りに東京では同調するのだろう…。

お昼ごはんのあと、今日から始まった「人体の不思議展」を見る。

午後、石巻選出県議会議員の坂下賢さんの県政報告会参加のため、河北町長面地区に向かう。
坂下賢さんが県議会で質問した長面海水浴場付近の大量の砂の流出問題。今年は海水浴場も閉鎖されることになった。事前にその海岸を見たいと現場に向かう。
その前に長面漁港で、投網の手入れをする漁師さんらの話を聞いた。
漁港には廃船になっても処分できない船が多く停泊していた。処分するのにも大きな費用がかかると、全国の港で同じようなことが起きている。
問題の長面海水浴場に行って見ると…
遠浅の海水浴場の砂浜が本当に小さくなってしまっていた。
車を出そうとしたら、
…タイヤが砂に埋もれて動かなくなり、桜井秘書と奮闘!
砂がなくなっている海岸で砂と格闘だなんて…。
近くに止まっていた四輪駆動車に救助を求め、何とか砂から抜け出した。(ありがとうございます)
無謀だった、と、桜井秘書と反省。

長面地区の坂下賢県議の支援者の皆さんに迎えられて県政報告会でお話しする。
以前番組で取材させていただいた女性船頭さんの只野あきこさんもいらしていて、その節の御礼もさせていただく。他にも多くの皆さんに励ましていただいた。

このあたりは豊かな海の幸に恵まれ、北上川の流域には10キロにも及ぶヨシ原が広がり茅葺文化を継承するという日本でも自慢の土地柄だ。このふるさとを守り次の代へ引き継いでいくためにも、坂下県議の政治活動に期待する。

橋本元総理が亡くなられた。ご冥福をお祈りする。


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