郡和子の日記

2006年08月02日(水)

2006年8月2日の日記

今日は農業の問題をいろいろ考えさせられた。

NPOで新規就農をはかり、併せて環境問題や教育問題にも光を当てたいとの志を事務所でお聞かせいただいたり、地域の建設業者の皆さんが有限会社をつくって農業に参入し、有機農法で安心安全の米作りを進め実績をあげたお話を聞いたり…。

農業の「経営者」としての育成を怠ってきた日本の農政は、今大きなひずみの中でもがいているのだろう。
食の安全や、環境保全、後継者確保と、課題は大きい。

農地は減る一方、産出額も減り、就農者は少なくなって、結果、日本は世界最大の食糧輸入国になった。加えて食の安全も脅かされている。

今日聞いたお話は、いずれも、日本の基幹産業であるべき農業を、力強く再生させたいとの願いがこめられている。

無農薬・無化学肥料農法で一キロ5000円のお米を作った登米市の石井稔さんのお話は、とても心強いものだった。
通常より遅い五月下旬から六月初旬にかけ田植えをし、十月末に収穫、さらに、一度霜にあて収穫すると、美味しい米が出来るという。
専業農家だからこそやれるのだが、それを叶わなくしたのが、自民党農政の特徴だったと、改めて感じた一日だった。


  • 夜開かれた農業起業を考える講座の一コマ

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