郡和子の日記

2006年10月11日(水)

2006年10月11日の日記

しょうがいを持っている方々にサービスの「応益負担」が重くのしかかっている。
自公政権の自立支援法が施行されて、自己負担が増え、施設利用を止めたり、退所したり、定率一割負担のために自立が阻害されている状況が顕著になっている。
私たち民主党は、支援法に対する緊急の改正案と提言をまとめ、今日、それを衆議院の事務総長へ提出した。
一割負担を凍結。利用者負担を従前並みに戻し、単価の引き下げ・日額支払いでの激変で大幅な減収となり運営の困難なサービス供給者への財政支援。これが改正のポイントだ。

少年法の改正法案、法の厳罰化に対する問題点を話し合う連続集会が開かれ、今日は、ある「警察関係者」の現場の声を聞いた。
犯罪を犯すかもしれないいわゆる「ぐ犯少年」に対する警察の調査権限の付与・強化は、子どもたちを事実上すべて警察の監視下に置くことになる。それが、子どもたちの健全な育成に繋がるのだろうか?

クレジット・サラ金の高金利問題で、関係の皆さんが「グレーゾーン撤廃」に向け、全国340万人を超える方々から署名を集め、国会に持ってきてくださった。
この問題では43都道府県、1094市町村議会で意見書も採択されるも、政府、自公政権は、業界団体からの大きな働きかけによって、特例金利を残し利息制限法の改悪法を今国会に提出予定だ。
後藤田さんのあれは一体なんだったのだろう、今日の集会には、自民・公明から、一人の出席者もいない。

自公の教育基本法の改正に反対する院内集会に参加。佐高信さんがお話された。
内閣が変わったのだから本来なら継続審議は無いだろうに、安倍さんは何が何でも教育基本法改正(改悪)が最重要課題だと明言している。採決をさせないような取り組み、野党の連携が重要だ。

夕方、仙台から参議院予算委員会を傍聴にいらしたKさんが事務所に来てくださる。
暫くお話をして、夜は、先輩・同僚議員らとお蕎麦屋さんで情報交換。

仙台から、名取市役所前でしょうがい者生活支援TIJの大久保さんが、サービスの支給決定時間が大幅に削減されたことで抗議のハンストをはじめたと連絡を受ける。
命を懸けての訴えだ。
国は責任を地方に投げて、地方も財政難からサービスの削減を行っている。
従来のサービスは低下させないとの約束は、簡単に破られ、当事者の生存権さえ脅かされている。
今日提出した改正案の一日も早い成立のために、私も、頑張る。

ながーい日記になった、お許しください。


  • しょうがいしゃ自立支援法改正案を三井NC大臣、園田議員、山井議員らと共に衆議院事務総長に提出

  • 法案提出後記者会見

  • クレサラ金利問題での院内集会 340万筆の署名を確かにいただきました

  • 名取市役所前でTIJ大久保さんらの自立支援法でのサービス低下に抗議するハンスト

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