郡和子の日記

2006年11月08日(水)

2006年11月8日の日記

朝から院内で勉強会、委員会、夜は未承認薬についてのシンポジウムに参加し勉強。
委員会は、午前、感染症予防法改正で参考人の皆さんの話しを聞いた。
止血剤でC型肝炎に感染した患者さんが傍聴席に聞きに来て下さっており、午後の質疑では山井委員がその患者さんを紹介して大臣宛の手紙を読んだのだが、感極まって…。
海外では使用が中止になっている薬剤を日本で野放しにして感染を拡大した責任を、国としては認めたがらない。
クエスチョンタイムをはさんで委員会。
夜は東京駅まで送ってもらい品川で開かれたシンポジウムに参加。
医療関係者、学生、薬剤メーカーから、多くの人が参加していた。
何で日本は薬の安全性と有効性をしっかり検証していないのだろう、そのくせ、多くのがん患者さんをはじめとする、患者、医療者たちが望む、安全性と効果が認められた世界の標準治療薬が使えないのだろう。
薬害を繰り返さないためにも、安心してより良い医療を受けられるようにするためにも、また、日本の薬開発のためにも、根底から仕組みを作り変えなければならないと思っている。

宿舎に帰ってテレビをつけ、アメリカの中間選挙の結果をみる。ブッシュ共和党の苦戦が伝えられていたが、民主党の大躍進だ。対アメリカ、安倍さんも考え直さなくてはならない。


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