郡和子の日記

2006年12月15日(金)

2006年12月15日の日記

総数469
賛成134
反対335
衆議院での内閣不信任案の採決結果だ。

本会議場での趣旨説明にたった菅直人代表代行は、力強く55分にわたる演説を行った。

不信任理由として、
(1)タウンミーティングでの「やらせ」による世論誘導
(2)いじめや未履修問題に関する具体的な改革案も示さないまま行われた教育基本法改正案の衆参両院での強行採決
(3)麻生外務大臣の核保有発言
(4)イラク戦争に対する安倍首相の姿勢
(5)郵政造反組みの自民党復党により昨年の総選挙のやり直しが必要となった点
(6)格差社会の是正に安倍内閣が取り組んでいない点
(7)障害者自立支援法による大きな影響を放置している点
(8)道路特定財源の扱いに見られるようにニセの改革を進めようとしている点
(9)官製談合をやめさせようという姿勢が全く見えない点
(10)小泉政権に引き続き地方の切捨て政策を継続している点
(11)首相の就任前と就任後の政治姿勢にブレがあまりにも大きく、信用できるか疑念がある
と、11項目を列挙。それぞれについて、詳しく説明した。

「恥を知れ」とタウンミティングでのやらせを痛烈に批判して、開催には19億9000万円もの税金が投入されていて、安倍さんの返納で解決しようとすれば約500年かかると指摘。500年もだ。
衆参で強行採決を行う安倍内閣に教育を語る資格が本当に在るのだろうか?

しかし、冒頭の数の違いだ。
あっさり不信任案は否決され、参議院本会議で教育基本法が、可決、成立してしまった。
本当に有権者の皆さんはこれを望んでおられたのだろうか?
郵政後、障害者自立支援法も、医療制度改革も、地方いじめも、ワーキングプアの問題も、そして、今国会での防衛省、教育基本法、やがて来る消費税も、労働法制改悪も、みんな望んでおられるのだろうか?

本来なら、解散して審判を仰ぐべきだ。

一方で嬉しいニュースもある。
国連は、障害者の権利条約の動きを急ピッチですすめ、この12月13日国連総会で採択したのだ。
長年待ち望んでいたことだが、日本でもこれを批准し、それに基づいた政策が実現されなければならなくなる。
夜、国会近くで「採択を祝う会」が開かれ、それに参加して、皆さんと共に喜びをかみ締め、仙台へ帰った。


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