郡和子の日記
2007年05月31日(木)
2007年5月31日の日記
朝、厚生労働委員会で昨日の採決の確認?のための採決をしたいと招集がかかりました。
昨日の採決が無効なら、審議を続行して欲しい、押し問答が続きました。
本会議でなんとしても今日社会保険庁解体分割法案を、そして時効特例法の採決を図りたいという政府・与党。
私たちは徹底抗戦です。
逢沢議院運営委員長の解任、桜田厚労委員長の解任、そして、柳沢厚生労働大臣の不信任を求める決議案を次々だして、攻防。
深夜に及びました。柳沢大臣の不信任の趣旨説明は長妻議員、2時間に及ぶ、それはそれはすごい演説でした。
私も大臣の不信任に賛成討論を行いました。
しかし、何でもかんでも数を頼りに暴走している情況は、この国の不幸としか言いようがありません。
日付をまたいで本会議が続きました。
残念ながら通過を阻止したかった年金関連の法案は、1日午前1時半前、与党の賛成多数で衆議院を通過しました。
その後代議士会。
体を張って頑張らなければならない局面が続きます。
確認採決に抗議
本会議で柳沢大臣不信任決議賛成討論を
記名採決で
2007年05月30日(水)
2007年5月30日の日記
朝、厚生労働部門会議。与党の議員立法で消えた年金の「救済」法案を審査。
与党の案・時効の効力が及ばないようにする、のですが、納付をしているということを立証する責任は政府はもたず、あくまで被保険者それぞれが立証しなければならないのです。想定される被害者は入り口で制限され、これまで通り、給付を受けられる人は限られてしまいます。
そもそもが被害者の立場に立っていないのです。
委員会は、冒頭、公平公正な委員会運営とは程遠い桜田委員長の審議運営に不信任の緊急動議を野党で出しました。
これも与党多数で否決し、議員立法の審議に入りましたが、突貫工事で作った法案は、議員立法といいながら提出者が何も答えられず、「なかみは政府に下請けに出した」との答弁があり、あきれてしまいました。ヘン、とってもヘンな、委員会での答弁が続きます。
これではこの法案の責任の所在も分かりません。
終始根拠に基づかない与党政府の提案ばかりで、これでは被害者の立場に立つとは到底言いがたく、そのことが次々証明されていきます。根本が間違っている。のに、またも、強行採決。許しがたい暴挙です。
新聞やテレビでは、あたかも政府与党の英断で救済との見出しが踊りますが、委員会の審議の中で一層くさいものに蓋をする情況が明らかになっていることをなぜ報じないのでしょうか?
被害者の皆さんが、自分が被害者と気付かずにいる皆さんが、気の毒でなりません。
「社保庁が振り込め詐欺だと気がつかず」被害者の方が読んだ川柳です。
詐欺は与党の案では取り締まれないのです。被害者への補償はないのです。
これほど国会で暴走する与党を只中で見ていて、この国は一体何だろうと、怒りでいっぱいです。
こんなことが続いては、政治そのものが意味を持たなくなります。大政翼賛会の再来です。
救済法案で、またも強行採決
2007年05月29日(火)
2007年5月29日の日記
今日の本会議で日本年金機構法案の採決が行われる予定でしたが,厚生労働委員会での強行採決は認められないとして、昨日の夕方から断続的に議院運営委員会での協議が続けられました。
当初午後1時から開催予定だった本会議は最終的に午後6時20分すぎにずれ込みました。
そして、特殊船舶法案とエコツーリズム法案の処理のみを行いました。
与党は夕方、「消えた年金」問題の「救済」をうたった法案を衆議院に提出したようです。これを明日一日で委員会で採決して、明後日、まとめて本会後で採決をするとのこと。
夜、この与党の法案を精査し対応を協議しました。
与党は「救済」をするとしていますが、この法案は、救済に全く値しない、問題に幕引きをさせるための法案で、「解決」には全く繋がらないのです。私たちがすでに提出していた法案のほうがはるかに優れている、なのに、これは審議せず、あまりに身勝手な対応ではないでしょうか。
午前中、社会保険病院の存続を求める要望書を受け取りお話を伺いました。この問題も、社会保険庁改革の中で宙ぶらりんになったままです。この点についても政府はその方針を明らかにしていません。
これで良いはずがありません。
社会保険病院の存続についてお話を伺いました
中国残留孤児に対する「新たな支援策」実現に向けた院内集会でご挨拶をさせていただきました
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