郡和子の日記

2011年03月28日(月)

2011年3月28日の日記

仮設住宅の着工が県内でも始まりました。完成にはおおむね1カ月かかる見通しです。
仙台市では当面あすと長町地区に100戸が着工。
仮設住宅は2カ月間で被災地全体で3万戸作るよう準備に入りました。
これと併せ、公営空き住宅への入居も進められています。
また、民間アパート、旅館ホテル等にもご協力を求めており、どこがどのくらい受け入れるかもう少しでまとめられるものと思います。

住まいと同じように雇用の問題も深刻化しています。
厚労省によると宮城、福島、岩手各県の沿岸地域の就業者は約84万人。
失業者数は集計できていませんが、多くの事業所が被災して職場が失われていて、深刻化が懸念されます。
近く編成する補正予算案に重点化した雇用対策や法改正などを検討するつもりです。

一方、今日も仙台市内ではガソリンを求めて車が数キロにわたり並ぶという光景が随所で見られました。
宮城県内では、ガソリン、軽油、灯油の出荷量が昨年比で80%を超えるまで回復してきたということですが、緊急車両優先や鉄軌道がまだ復旧していないこともあって品不足に拍車をかけている状況です。
ガソリンだけで見ても需要3600キロリットルに対し現在2000キロリットルの供給に留まっている状況。
懸命の努力を続けていますが、元売り系列ではないSSは供給が厳しい状況に変わりありません。
お年寄りの介護、しょうがいの方々の支援をするのにも、ガソリン不足が大きな影響を及ぼしていると、多くの関係の方々から指摘がありました。
ドラム缶による大量輸送や、仮設ミニSSの設置もやっているのですが、焼け石に水、まだまだ不足状態です。
一刻も早く好転できるよう努力を続けたいと思います。

また、国会議員の歳費を月3割削減することに与野党で合意しました。
削減額は衆参両院で約22億円です。
震災復興の財源に充てることになります。民主党は党内手続きを終えましたが、自公についてはこれから党内調整に入るということです。

そして党としても岡田克也幹事長を委員長とする「地震災害復旧・復興検討委員会」が立ち上がり、特別立法検討、歳出見直し検討、復興ビジョン検討、補正予算検討の4チームが作られ動き出しています。
被災者のみなさんの気持ちや自治体の意向、政策の優先順位などを踏まえ、希望をもたらす復興に全力で取り組んで行きたいと考えています。


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