郡和子の日記

2011年03月30日(水)

2011年3月30日の日記

朝8時、厚生労働部門会議で、被災地の様子を報告いたしました。

また、大震災の対応、復旧、復興に向け、各部門での議論が続いています。

今日の地元の新聞河北新報は、津波だけでなく地震そのものの影響で、仙台市内のビルや住宅に及ぼした甚大な被害の様子を写真で伝えていました。
私の住む町内会でもそうでしたが、住むことができなくなった地域は想像以上に広範に広がっています。
津波被害があまりに大きかったことで、脇に置かれがちですが、深刻です。

一方、参議院に送られたこども手当のつなぎ法案、もともとの閣法を取り下げることが閣議決定され、明日参議院で現状のまま6カ月延長する「つなぎ法案」について質疑を行い、採決まで行われることになりました。
明日も答弁に立つことになりました。
年度末を迎える明日、成立するかどうか、です。

それから、いくつかご心配いただいていた厚生労働関連の要望で役所から回答をいただきました。

まず、栄養補給剤のエンシュア・リキッドの製缶工場が仙台にあり、被災で供給再開できるのが5月下旬と聞いており、供給不足を解消する手段として以下2つ検討をお願いしていた件。
①一般用医薬品として販売している分を保険適用し自己負担は免除
②エンシュア・リキッドの緊急輸入について。
回答(厚生労働省医政局経済課)は、
○製造販売業者(明治乳業)に対して、被災した容器(缶)製造所の代替製造所の早期整備、別容器(バッグ)製品の増産及び外国からの輸入の検討を要請。
○同種同効の医薬品を製造している別の製薬メーカー(シェア50%)に対して増産を要請。
○流通在庫が約1か月分あるで、これを有効に活用するための対応として、以下の2点を要請した、というものです。
a.販売事業者(明治乳業の委託を受けてアボットジャパンが販売)に対して、買占めが起こらないよう通常使用されている量を踏まえた適切な供給を行うこと。b.医療機関に対して、長期処方を控え、必要最小限の最適な処方・調剤を行う旨依頼。

また、障害福祉サービス事業所が、サービス提供を行った場合、利用日数に応じて報酬を支払っている(日額制)を一時的にでも月額制に出来ないか検討依頼の件。
回答(厚労省傷害保健福祉部障害福祉課)は、
○一定の算定式などにより、概算払いが出来ないか、検討中。
とのことです。
ぜひ、せめて前月並みに報酬が出せるようにしてほしいと思います。

それから、県連のホームページを、政府の震災対応が見られるように衣替えしました。
ぜひご覧いただき活用ください。


  • 厚生労働部門会議で被災地の様子を報告

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