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郡和子の日記

2011年04月15日（金）

2011年4月15日の日記

山形空港を経由して今日夜仙台に戻りました。

午前中は厚生労働委員会で戦傷病者等の妻に対する特別給付金支給法改正法案を審議し、全会一致で可決、緊急上程して本会議で可決しました。そのほか、都市再生特別措置法改正法案等を衆議院で可決、参議院に送りました。

本会議後は復興ビジョンチームで、今回の大地震と津波のメカニズム、また今後起こりうる大地震についてヒアリングなど。

仙台に着いたのはすっかり暗くなってからで、桜の花が見える状況ではありませんでしたが、今日、仙台は桜が満開になったと聞きました。
確かに夜になってもあったかい。

震災対応の立法へ向けた作業を進め、各部門ごとですでに提言を出しました。
今ある法律の解釈で進められるものも実は沢山ありますが、例えば、行方不明者については、民法の規定で１年後に失踪宣告が行われるまで死亡が確定しないことになっています。これでは災害弔慰金の支給も遅れることになってしまいます。いつ死亡したとみなすか、今回は相当な短縮を求める改正を行いたいと思います。
震災で身寄りのなくなったこどもに対しての保険金の受け取りについても考えなくてはなりません。
また、牡鹿町では土地が1.2メートル沈没して、また東に5.4メートルも移動しました。
地震動や液状化、また津波の浸水に強い街つくりのためには地質への理解も必要です。
津波や災害につよい国土利用計画法、都市計画法、土地改良法や特例法、また、瓦礫の処理作業が始まっていますがアスベスト対策法の改正も急ぎ提案したいと思います。
それに、亡くなられた方々への鎮魂のシンボルと慰霊のありかた、後世に伝え続けることが何よりの防災でもありますから。


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