郡和子の日記

2011年04月18日(月)

2011年4月18日の日記

党の復興ビジョンチーム(座長直嶋前経済産業大臣)のメンバーで、朝から各地でヒアリングを行いました。
それぞれ判明している被害状況を説明いただき、今後に向けた対応などで意見交換いたしました。

ホテル旅館組合の方々は、現在、全国から支援に来てくださっている方々の宿泊所として提供いただいていますが施設そのものの被害も少なくなく、また、観光客のキャンセルが激増していることで今後の営業の厳しさを訴えられました。
農政局では宮城県だけでも排水機場も117か所損壊、1万5000ヘクタールの農地が冠水して甚大な被害を受け復旧までには数年(少なくとも3年)が必要であり、この春の作付可能水田を調整中です。
農業・漁業の被災者の早期の収入確保のための雇用の創出を急がねばなりません。

また、仙台市長からは、地滑りや地割れで住めなくなった宅地の状況について説明をしていただきました。
津波の被害の陰でなかなか表に出てきませんが、これもまた甚大な被害です。
仙台は政令市で唯一大きな被害を受けたところでもあり、基礎自治体としての声を代表して発言いただきたいと思っています。
市長から、仙台を、日本・東北の新しい出発の象徴となるモデル都市と位置付け、迅速大胆に対応してもらいたいと要望を受けました。

その後県庁で知事と意見交換し、チームと分かれ、私は一足先に仙台空港を使って上京。
厚生労働部門のコアメンバー会議に出席。

震災対応への第1次補正予算は28日に関連法案と合わせ国会提出の方向です。
とにかく急ぎたいと思います。

それから南相馬市で避難していた義理の伯母が亡くなったと連絡がありました。
津波の被害を逃れ何とか過ごしていたのですが、いわゆる震災関連死。
すでにこのような例も200人を優に超えています。
今日避難先の桑折町で火葬をすることになりましたが、見送ることができませんでした。
申し訳ない。


  • ホテル旅館生活衛生同業組合の方々と意見交換

  • 東北農政局との意見交換

  • 仙台市との意見交換

  • 復興ビジョンチームの記者会見

  • 宮城県との意見交換で知事の挨拶

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