郡和子の日記

2011年05月04日(水)

2011年5月4日の日記

仙台市内の仮設住宅でなかなか入居が進みません。
その理由を避難所でお聞きしました。

こどもが通う学校から遠く離れている。
一世帯3世代4世代の家族では狭い。
高齢者の車いすに対応できるバリアフリー住宅になっていない。
農地を見て回ることができなくなる。

学校へはスクールバスを出す、一つの世帯でも多世代家族へは隣り合わせに複数の部屋に柔軟に入居していただく、バリアフリーは国でもしっかり対応することが決まっているので申し出ていただく、等々、対応できると思われるのですが、皆さんの決断はなかなかつかないようです。
生まれ育ったところから離れることを決めるのは難しい、しかも、コミニティを大切との思いですから、皆さんの意見を一致させるのも難しいのかもしれません。

恒久住宅をどう作っていくかを含め、臨時の対応から、これからの街つくり、将来はこうなる、ということを示し、前へ進まねばならない段階に入ってきているのだと実感します。


  • 蒲生地区を視察

  • 津波でさらわれても庭の花が季節の移ろいを表しています。その生命力に涙が出てきました。

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