郡和子の日記

2011年05月09日(月)

2011年5月9日の日記

復興に向け女性の視点が足りないのではないか、心配する女性たちの声が聞かれます。
阪神の震災の時の経験・研究を重ねてきた女性たちがいるけれど、と。
政府の復興会議のメンバーも確かに女性は内舘さんおひとり。
どのように女性、子ども、高齢者、しょうがい者等の思いを反映できるか、これは今後の社会を築く上でもとても大切なことに間違いありません。
全国で女性たちがネットワークを組み復興へのアクションを起こす方向です。
明日にも復興基本法案が国会に提出される見込みですから、私も被災県の女性として声を上げたいと思います。

午後、上京し、夕方からいくつか会議に出席しました。

震災のことでかかりっきりになっていますが、介護保険の改正、年金3号の問題、大きく社会保障と税の問題、ワクチンの問題、そして、食の安全の問題、等々、厚生労働の分野だけでも沢山の課題があり、並行して取り組まねばならないのですが、頭の切り替えがなかなかうまくいかない自分を情けなく歯がゆく思ったりしてしまいます。

昨日、避難所の先輩に面会に行き、お住まいだった七ヶ浜菖蒲田海岸の被災地を訪ねましたが、こどものころ海水浴を楽しんだ浜は、そして町並みは跡形もなくなり、瓦礫の山、散乱する瓦礫の処理も手つかずのところが少なくありません。
すっかり無くなってしまった砂浜、知らん顔をして、波は静かに寄せて引いていました。
行けども行けども、被災地の状況は同じような光景です。
第一の対策は打った、1次補正も施行された、次の補正は大規模にそして速やかに施行できるようにしたい。


  • 七ヶ浜町菖蒲田浜

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