郡和子の日記

2011年07月28日(木)

2011年7月28日の日記

朝、B型肝炎PTで救済の財源などについて議論を行いました。
あす閣議決定される予定です。
集団予防接種をめぐるB型肝炎訴訟の被害者への和解金の支払い財源として、早ければ来年度から5年間で1兆円規模が必要になります。
これに関して厚生労働省の基金の余剰金の返還や遊休資産の売却などで財源をねん出する方向で、PTとして意見をまとめました。
取りざたされている増税については慎重にこれから始まる税調の議論などで判断したいと思います。
厚労省の試算では、感染者は約45万人に上り、最大3600万円を支払うことになります。

午後開かれた本会議では、原子力損害賠償支援機構法案と平成23年原子力事故被害緊急措置法案について可決し参議院に贈りました。
また、がれきの処理に関する新たな法案の審議に入りました。

それから環境部門コアメンバー会議、レクなどを重ね、夕方政調拡大役員会に。

ところで、宮城県産の牛肉から国の暫定基準値を超える放射性セシウムの検出が相次いだ問題で、政府は原子力災害対策特別措置法に基づき、宮城県全域の肉牛の出荷をすべて停止するよう指示しました。
肉牛の出荷停止は福島県に次いで2県目になります。宮城県産の食品の出荷停止は初めてのこと。
影響は甚大です。


2011年07月27日(水)

2011年7月27日の日記

朝、厚生労働部門会議、そして、理事会、委員会。
放射能の影響問題で参考人質疑を行いました。
さまざまな情報が飛び交い、何が正しくて何が安心か、専門家の方がたの間でもそれぞれの意見が違っています。
今日の参考人の皆様方のご意見を伺ってもなお悩みが解消されるに至りません。
規制値がすぐさま「安全と危険」の境ではなく行政が対策を始める目安。
国立がん研究センターの研究によれば、100ミリシーベルト以下の放射線によって増加するがんの確率は受動喫煙や野菜不足によるがんの増加より小さいとされています。たとえば牛肉の場合の基準値、1キロ当たり500ベクレルは1キロ当たり0,008ミリシーベルトと同じで、食品基準5ミリシーベルトの625分の1に当たります。
もし基準を10倍超えた牛肉を一日200分ラムずつ5日間食べ続けたとして0,08ミリシーベルトですから、やはり直ちに悪影響があるとは言えないのですが…。
何が安心につながるか、何が危ないかをしっかり伝える、さらに心配らねばなりません。

午後仙台に戻り、被災地の子供たちに浴衣をプレゼントするという和服店の職員組合の皆さま方の仕分け作業を激励させていただきました。
夏祭りに合わせこどもたちに寄付されることになっています。
感謝です。
そして、川崎町が導入した水陸両用バスの運航セレモニーに岡崎参議院議員の代理で出席、テープカットを行いました。
当初、4月初めに導入を見込んでいたバスの運行がようやく始まったことで観光で復興の一助にしたいと今日のセレモニーが企画されたもので、私も乗り込み県庁の周りを一周、皆さんにアピールいたしました。

また上京して、無年金しょうがいしゃ問題を考える議連の懇親会に参加し、かつて私案を発表した坂口力元厚労大臣を囲んで今後の議連での取り組みを確認しました。


  • 水陸バスのテープカットに出席しました

  • 村井知事・川崎町長と試乗しました

2011年07月26日(火)

2011年7月26日の日記

朝、私鉄交通政策議員懇談会の役員会で概算要求と交通基本法についてヒアリングを行い、復興特別委員会に出席。
今日の復興特別委員会は、原子力損害賠償支援機構法案、平成23年原子力事故被害緊急措置法案を、午前中は総理も出席して審議しました。
夕方には終局して、修正、付帯決議を加え採決を行い賛成多数で可決しました。
ようやくこれでスキームができ仮払いについても迅速化されるものと思います。
審議の中で99年に起きた東海村のJCO臨界事故ではすべての賠償を終えるまでに10年以上かかったことも紹介されましたが、今回の原発事故の影響は計りしれません。分ったところから速やかに補償できるよう国としても取り組んで参ります。

三陸道早期整備をと、議員会館で震災の写真展が開かれました。
そして、気仙沼市長や地元のみなさんたちが議員会館内を回ってくださいました。
南三陸町から岩手県宮古市まで沿岸の6つの市や町の被害状況を撮影した約60枚の写真が展示され、三陸道が被災者の避難や復旧作業に果たした役割などを説明したパネルも。
命の道です。早期整備を加速させたいと思います。

また、会館事務所で放射能除去についてご提案をいただき意見交換させていただきました。

夜は、こども男女共同参画調査会役員会で心合わせを。


  • 私鉄交通政策議員懇談会で

  • 私鉄総連からご要請を

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