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郡和子の日記

2011年11月12日（土）

2011年11月12日の日記

東日本大震災から８か月が過ぎました。
きょうは小春日和の一日でしたが、寒さが加わってくると、あの、怖かった、寒かった、不安だった震災の日を思い出して、息苦しい…。今仮設で過ごされている皆さん、避難を続けている皆さんを思うと、１日も早く復興へのつち音を、そして安心できるよう仕事を、との思いです。

いまなお避難所におられる方は全国でおよそ９３０人、仮設住宅などに入っておられる方は全国でおよそ５２、０００人。住宅等への入居者を除く避難されている方はおよそ１９、０００人。復興対策本部の事務局が１１月２日現在でまとめた数字です。
復興本部では関係各省庁との連携をとり、それぞれの方々の生活支援についてしっかり取り組めるよう対策を講じているところです。特にこれから孤独死や自殺を防ぐ対策が重要だと思っています。被災者緊急支援として４７５億円を３次補正で計上しました。
１日も早く参議院での採決を終え執行できるようにしたいと思います。

そして、きょう、細野大臣が報道機関の方々と一緒に事故以来初めて福島第一原発の敷地内に入りました。
中の様子を報道の映像で知ることができましたが、改めて事故のすさまじさを感じます。
現場で指揮を執り続けてきた吉田所長が、事故の直後の状況について「最初の１週間は、死ぬだろうと思ったことが数度あった」と率直に語っていました。今は「周辺の住民の方にご安心いただける程度にプラントは安定している」と述べました。
しかし現場での作業は厳しい状況です。作業をしている皆さんの労働環境、生活環境については政府としても取り組んでいるところですが、廃炉までの長期作業の人員確保など課題は残ります。

大震災では本当の多くの命が犠牲になりました。
その方々の無念に報いるためにも、防災を強化して安心・安全の新しい町を作っていかねばなりません。
その復興を宮城で誰に託すかの県議会議員選挙がきょうまで展開されましたが、関心はどこまで高まったでしょうか。
候補者の皆さんは懸命にこの間訴えられました。
地域が主体となる復興計画をより生活者の視点で進められるよう、皆さんの投票をお願いします。


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