郡和子の日記

2012年07月18日(水)

2012年7月18日の日記

午前、復興局で打ち合わせの後、県南で始まっている農業研究・実証施設の視察に出かけました。

名取市高舘の県農業・園芸総合研究所で、農水省から食糧生産地域再生のための先端技術について概要を伺った後、事業を展開している各地域を回りました。
被災した県農業高校も敷地内の仮設プレハブ校舎で勉強していました。苦労をかけています。
この研究所の中に、やがて、県内の新しい農業の司令塔となる施設もオープンすることになっています。

それから、同じ名取市の耕谷アグリサービスを訪ね、大規模土地利用型農業の実証研究を見させていただきました。
産学官13機関が参画して、低コストの水稲栽培、直播の実証訓練施設、そして労働力の平準化を目指したアスパラガスの栽培施設を見て説明を受けました。
ICTも活用しながら栽培管理、経営管理も行っていくということです。若い農業者の育成にも期待がかかります。

また、山元町の小果樹実証施設では、高い収益性が期待できる品種の新しい栽培技術と、流通加工までの一連での取り組みを伺い、更には、太陽光を利用した大規模なイチゴ・トマトの施設園芸実証施設を見させてもらいました。作業をされていた皆さんの表情が印象的でした。

日本の新しい農業を育成する産学官連携のこうした取り組みが、宮城の県南4つの市町200haあまりで始まっています。
こうしたモデル的な事業が大きく広がることを期待したいと思います。

あ、それから、お昼ご飯を、亘理町のご自宅で農家レストランを営む「旬菜館」さんでいただきました。
とても美味しくいただきました。特に、ピーマン味噌、絶品でした!


  • 山元町の小果樹実証施設で

  • 稲の直播栽培 前作は大豆だそうで肥料のコスト削減も図られています

  • アスパラガスの栽培施設で

  • 耕谷アグリサービスで被災状況からご説明を受けました

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