郡和子の日記

2013年06月21日(金)

2013年6月21日の日記

厚生労働省の正面玄関前で、「らい予防法による被害者の名誉回復及び追悼の日」式典が開かれました。
6月22日は、平成13年に「ハンセン病療養所入所者等に対する補償金の支給等に関する法律」が公布、施行された日です。それから10年の節目に、厚生労働省正面玄関前に「らい予防法による被害者の名誉回復及び追悼の碑」が建立されました。
今年は一日早く、この碑の前で追悼式典が開催され、私も出席いたしました。

らい予防法を中心とする隔離政策で、家族と一緒に暮らすことや社会で仕事をすること、結婚して子供を望むことも許されなかった、その当たり前のことができない中でも必死に生きたいと願った患者の皆さんの魂の叫び、今も聞こえてくるようです。
私たちは、差別や偏見の中、社会から疎外され生涯を過ごすことを余儀なくされた皆さんの苦しみや悲しみに寄りそい、こうした悲劇が二度と繰り返されないように伝えていかなければなりません。
訴訟原告団の谺雄二さんは、あいさつで、「改めて問いたい」と、厳しく国の対応を迫りました。
ちょうど雨が激しさを増し、怒りを表しているようでした。
国立ハンセン病療養所の医療・介護等の拡充など、皆さんのお気持ちにこたえられるよう頑張っていかなくちゃと、改めて思いました。

その後会館に戻ってストップ・ザ・結核の院内集会に。

仙台に戻って、夜、ビジネスミーティングを。
一般社団法人DPIの澤村隆太代表理事をお招きして、地域の防災・減災について講演を頂き、皆さんと意見交換をいたしました。
澤村さん、そしてお集まりいただいた皆様方もありがとうございました。


  • らい予防法による被害者の名誉回復、追悼式典でご挨拶する谺さん

  • ビジネスミーティングの様子

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