郡和子の日記

2016年05月07日(土)

2016年5月7日の日記

熊本地震による直接的な被害でなく、その後の避難生活などで、間接的に死亡した人について、熊本県と7市町村のすべてが、条例などの判断基準がないまま「震災関連死」と公表していたということです。

あまりにも早い関連死の数が発表されているなと思いましたが、やはり、そうでしたか。

関連死と認定されれば、災害弔慰金の支給が法律に基づく条例によって行われることになります。

申請された後、審査は、国ではなく各市区町村が設置する機関が行います。
具体的には、行政の担当者に医師や弁護士などの専門家が参加した委員会などです。

死亡診断書・死体検案書の調査や家族・周辺住民などへの聞き取りなどを行い、持病の有無、治療ができる環境にあったか、被災者に何らかの落ち度は無かったかどうかなどを勘案し、因果関係について判断を下すことになるのですが、この、基準があいまいで、東日本大震災でも、訴訟が後を絶ちません。

この経験を踏まえ、私は、「関連死」の問題に対応しなければならないと思い法案の準備をしていました。

すでにヒアリングなどを重ね、このゴールデンウィーク明けに、他の、例えば被災者生活支援金の増額などの震災関連の法案とともに衆議院に提出する予定になっています。

熊本地震の災害を受けた皆さんへも対応できる議員立法として、ぜひ与党の皆さんのご協力もいただき成立させたいと思います。

ゴールデンウィークも明日を残すのみ。いかがお過ごしでしたでしょうか?
私は仙台日程で、今日も地元回りでした。


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