郡和子の活動報告
2005年12月14日(水)
2005年12月14日の活動レポート
朝、郊外の国際会議センターへ向かう。中国の対日関係者や専門家との討論会。
日本の中国大使館の国防武官で七月帰国された、現中国国際戦略学会の李鋭高級顧問は、日本の対外政策は長いことなかったに等しい、と、手厳しい。対アメリカ、対アジアの天秤棒を担いで、バランスの取れる支点をとらえていない、と、話された。
GDPが世界5位になったが一人あたりは129位、まだ発展途上であり、13億人が日本の水準に追いつくでには50年かかる、とも。
また、チョウ中連部日本所長は、日中関係が日本の党内党外闘争、政治権力闘争に使われている、近視眼的、政党の利益を抜きに中国を見て欲しい、と話した。
この他、軍事、海洋権益、エネルギー、対米政策、経済、人的文化的交流、様々意見交換。長い時間で眠くならないか心配したけど、無用だった。
夜は、ボウリングで交流。何年振りにボールを持ったろう、案の定のスコアだが、とても楽しい交流だった。
ガーターにはブーイング、しかしストライク・スペアには、「抱擁」で盛り上がった。日中ボウリング対戦は中国側の勝利。
少し練習して来れば良かった。
2005年12月13日(火)
2005年12月13日の活動レポート
南京から北京へ。小さな飛行機で。
北京では前原代表団と合流。
代表が訪米中、中国脅威論を展開したのは出国前に知っていたが、その事がどう影響するのか心配したが、やはり中国側の反応は厳しいものがある。
明日は私たちの対応にあってくれている中連部の人たちと合宿で意見交換の予定。一日中北京郊外の施設で、だ。どんな話合いになるか楽しみでもあり怖くもある。
北京はビル建築ラッシュ。車もすごい。至る所で渋滞。
夜は、若者に人気のバーに。湖のほとりにならぶ、レゲエの生演奏をしている店だった。ウィスキー一杯が50元もする。カップルが何組かいた。
天安門もライトアップされ美しい。あの天安門事件について、通訳の林さんは、戦車で学生たちが蹂躙された事は教えられなかったが、先輩から口伝えに聞き知ったという。それもこの国の抱える問題だが、内政干渉は、控えよう。
それにしてもいろいろ考え込んでしまう。明日の討論が楽しみではある。
2005年12月12日(月)
2005年12月12日の活動レポート
南京博物館視察。
労働組合の総工会を訪ね懇談。中国は経済成長率がふた桁というが江蘇省は13、5%という。年収もこの辺りでは15%近くアップしていると言う。 江蘇省はもの作りが盛ん、1000万人の組合員を擁しまとめる王副主席らと交流し、(しかしすごい数だ、しかも組織率もすごい)
そして、今回の旅の大きな目的の一つ、南京大虐殺の記念館に。
夜はテレビで南京の真相というドキュメンタリーを放送していた。
1937年12月13日、南京陥落。いろいろな説があるが、資料館を回り重たい気持ちになる。しかし、しっかりと受け止めなければならない。
展示は中国語、日本語、英語で表示され、来館者に日本人も多い。これほどの辛い悲しい歴史があっても、私たち訪中する日本人には寛容であることがうれしい。
抗日感情が高まっているといわれたが、そんな事はない。少し不思議と感じるほどだ。
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