郡和子の日記

2010年08月20日(金)

2010年8月20日の日記

ベルリンからパリへ。

ヨーロッパで最大規模のホスピスを視察。
99年に緩和ケアの立法が出来、その後、2005年には、レオ・ネッティ法と呼ばれる法律が出来て、延命だけの治療は不法行為であり、患者はいかなる治療も拒否できることになったと言います。
「延命だけの治療」の基準とは一体何でしょう?

このホスピスには、例えばがん末期の患者さんが治療を続け、いよいよの時に移され、平均48時間後に亡くなるという…、何ともその基準の難しさ、現実とのギャップも否定できないようです。

急がしい中を、施設長さん、ドクター、看護師さんらが、私たちの質問にじっくり答えて下さいました。

しかし、レオ・ネッティ法の詳細を調査するのには、時間が短い。日本に戻ってから詳しく調べたい旨、大使館にお願いしました。

その後、しょうがい者の方々のアート展、アールブリュットジャポネ展を視察。
パリ市立美術館長が日本のしょうがいしゃの素晴らしい作品の展示を企画したもので、日本の作品は国際的な評価が高く、多くの皆さんが熱心に見ていました。
私もその迫力に圧倒されました。

夜は、公使主催の懇談会に。政治経済の一般についてお話を聞きました。
日が長くて、8時半を過ぎてもまだ明るいのです。
パリの街の美しさに、感嘆しちゃいます。

(更新遅れました。)


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