郡和子の日記

2010年08月23日(月)

2010年8月23日の日記

最終日の今日は、雨が降る、昨日までとは打って替わった肌寒い日になりました。

パリから40分ほど離れたセーヌサンドニ県の保育所へ。
フランスは、3歳児までが保育所の年齢で、その後は保育学校に入ることになっています。
まだバカンスの人もいるということで、少人数でしたが、預けられているこどもたちとも接することができました。
フランスは、保護者の8%以上が、生活保護を受けている人、つまりここでは求職中の人、となるそうですが、そのこどもを預かることが義務付けられているのだそうで、訪れた保育所ではそのパーセンテージは10%を超えていました。

午後は、社会統一総局こども家族政策担当のフロランス・リアノス課長、社会保障家族給付室の責任者の方や、高齢者しょうがい者の自立政策の担当の方々から、それぞれの制度についてと国民の評価、課題など伺い意見交換を。
フランスのこども手当は1946年から始まっていて所得制限はありません。一度、所得制限を設けてはと議論になったそうですが、国民の大きな反対で二度とそのような話にはならず、今まで来ているそうです。

出生率が近年2を超えたフランス、きめ細かな家族政策だけでなく、ワークライフバランスWLBが本当に進んでいます。

ぎりぎりまで意見交換を行って、空港へ向かい、間もなく帰路につきます。


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