郡和子の日記

2010年03月12日(金)

2010年3月12日の日記

朝から厚生労働委員会。
公明党との修正案を提出。
野党の質問が続き、質問時間が伸びに伸び、午後までずれ込みました。
予定された全員の質問を終え採決。
民主、社民、公明、共産が賛成し、可決。
来週の本会議で採決を行い参議院に送る運びです。

お昼時間を縫って、不二越挺身隊の裁判の原告の方々からお話を聞かせていただきました。

第二次大戦末期に国内の労働力不足を補うために、朝鮮半島から小学校を終えたばかりの少女たちを、「上の学校に行ける」「ごはんが腹一杯食べられる」など、騙すようにして不二越軍需工場に1800人を越える少女たちが連れて来られたのですが、敗戦前後、彼女らは郷里へ送り返され、補償どころか給与さえ支払われませんでした。もちろん、おなかいっぱい食べられるはずも進学できるわけもなく…。
「挺身隊」という言葉から軍隊慰安婦と同一視される誤解もあって、過去を明かすことさえ出来ずに来た人も多くいらっしゃいます。
裁判の原告のみなさんがそのつらい思いを語ってくださいました。
戦後補償問題はまだたくさん残っています。

夜はお世話になった記者の方々の送別会。
遅い新幹線で仙台へ戻りました。


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