郡和子の日記

2006年01月14日(土)

2006年1月14日の日記

朝、事務所でなにやらかにやら。

民団宮城の新年会・成人式に参加。
在日の皆さんの過去現在未来について考える。

一番丁で133年の歴史に幕を閉じる「村上屋」さんに挨拶。

すると、
鐘の音が通りに響いている。

そうだ!
今日はどんと祭。大崎八幡宮の裸参りがもう始まっている!のだ。
来る来る、鐘を鳴らし、含み紙を口にした裸の一団が!
こうして、この一年の無病息災と商売繁盛を祈るのだ。

ご苦労様です!
そう声をかけ、見送る。

村上屋さんは、一番丁でも老舗中の老舗。それが、この22日で店を閉じることになっている。
閉店半額セール、のPOPが、店内にたくさん張られ、
社長にはご挨拶できなかったけど、「残念ですね」と店員の方々と話しながら、半額のセーターを、夫と父のために見繕う。

また、仙台商人魂が、ひとつ消えていくのだ、と思うと、寂しい。

その足で、NPOセンターへ。

「まちフォ」の理事会に潜入。

宮城大学の大泉一貫教授に、(内緒で)今日の会のことをうかがっていたのだ。

「こんにちわぁ」

なんと、うんとお世話になった先生方が円陣を組んで討論準備をしていらっしゃる。

農業のご専門、大泉先生はじめ、
建築の山田先生。
政治学の新川先生。
放送では影に表に、大変お世話になりました。そう、みんなみんな、大先生ばかり。

「まちフォ」って、「まちづくり政策フォーラム」の略称で、
仙台・宮城では、都市計画のみならず、山村など、地域づくりを担っている頭脳集団なのだ。

新年「言いたい放談」の場に、参加させてもらったのだ。

ふむふむ。
仰るとおり。

東北大学の増田先生は、まちづくり3法の改正、バリアフリーの街づくり。

中井先生は、農業や環境問題を絡めODAの問題について、

次から次に、政策課題が提示される。

そうです!この、NPOをはじめとする「民」の力こそ、これからの日本を導くのです!
思わず、右手でこぶしを作り、力をこめました。

と、その時
「はーっくしょんっっ」

一通り討論が終わったところで、後ろで影のようにひっそりとしていた後藤秘書がクシャミ。
すごい自己主張をして、めでたく先生方と名刺交換。

実に参考になるお話ばかり。
今日の理事会潜入を喜び、御礼をしてその場を去ろうとすると、
「政治家は席を立ってさよならするとき、頭下げるの、握手するの?」
とは、私の大好きな大泉先生。
「あ、そうですよね」
そうです!
もちろん握手です!
両手で、しっかりの、握手です!!

うふふ、みなさん、暖かい手。
本当にありがとうございます。
そして、これからも実効性のある政策提案を、お願いします!
私にも、どうぞ、大きなお知恵をお貸しくださいますよう。

外に出ると大粒の雨。
キナ臭い。
そっか、どんと祭、松飾を燃やす炎が、あちこちの寺社で、夜空を焦がしているんだった。


  • 裸参りの一団

  • まちフォのみなさんと

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