郡和子の日記

2010年08月21日(土)

2010年8月21日の日記

雲ひとつない青空が広がりました。

エッフェル塔、凱旋門、パリの街そのものが博物館のようです。

ルーブル美術館を訪れましたが、これ又その迫力に圧倒されました。

午後は、九州大学からフランスの医療制度について研究に来ている笠木准教授に医療政策、家族政策についてレクチャーを受けました。

勉強になります。


2010年08月20日(金)

2010年8月20日の日記

ベルリンからパリへ。

ヨーロッパで最大規模のホスピスを視察。
99年に緩和ケアの立法が出来、その後、2005年には、レオ・ネッティ法と呼ばれる法律が出来て、延命だけの治療は不法行為であり、患者はいかなる治療も拒否できることになったと言います。
「延命だけの治療」の基準とは一体何でしょう?

このホスピスには、例えばがん末期の患者さんが治療を続け、いよいよの時に移され、平均48時間後に亡くなるという…、何ともその基準の難しさ、現実とのギャップも否定できないようです。

急がしい中を、施設長さん、ドクター、看護師さんらが、私たちの質問にじっくり答えて下さいました。

しかし、レオ・ネッティ法の詳細を調査するのには、時間が短い。日本に戻ってから詳しく調べたい旨、大使館にお願いしました。

その後、しょうがい者の方々のアート展、アールブリュットジャポネ展を視察。
パリ市立美術館長が日本のしょうがいしゃの素晴らしい作品の展示を企画したもので、日本の作品は国際的な評価が高く、多くの皆さんが熱心に見ていました。
私もその迫力に圧倒されました。

夜は、公使主催の懇談会に。政治経済の一般についてお話を聞きました。
日が長くて、8時半を過ぎてもまだ明るいのです。
パリの街の美しさに、感嘆しちゃいます。

(更新遅れました。)


2010年08月19日(木)

2010年8月19日の日記

今日は青空が広がり、涼やかな風が吹いいます。
午前中、デュアルシステム、マイスター制度について、ドイツ手工業中央連合会を訪ねヒアリング。
その後、ドイツ連邦労働社会省のラルフ・ブラウクジーべ政務次官らと労働政策人口政策などについて意見交換を行いました。
いわゆる第二のセーフティネットでもある失業保険Ⅱについての評価や、弾力的労働時間制度、また、雇用労働と家庭・社会労働の同等評価に基づく政策などについて伺いました。
また、午後からは、4代続くパンのマイスターのお店に伺い、また、パン組合が持っている学校にお邪魔して、ちょうど行われているマイスターの試験の様子を視察しました。
ドイツ伝統の手工業を始め手工業法で94分野が指定され、うち、41の資格はマイスター資格がないと開業することはできないそうです。製パン業もその一つ。
20年先、30年先を見据え、専門的職人をどう要請するかはドイツの政治的重要課題の一つになっていました。
賃金をもらいながら職業訓練を行い、やがて、マイスター資格を取って自ら経営者になる。
高校生くらいでしょうか、同年代の3人に2人はこのデュアルシステムに入るというから凄い。
もちろん実技だけではなく、理論や経営学なども学ばねばなりません。

移動中、ベルリンの残された壁、かつての検問所、ブランデンブルク門等、車の中から見ることができました。観光客の方々が大勢歩いていました。
ドイツの歴史を知り、戦争の加害責任をどのようにとって隣国らの信頼を回復していったのか、これもまた学ぶところが多いのですが…。
時間がありません…。


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