郡和子の日記

2011年03月20日(日)

2011年3月20日の日記

地震が壊した日常生活。
津波が飲み込んだ日常生活。
あれから10日。

息子の遺体が見つかってホッとしている。しかし、火葬ができない…というお話を伺いました。
あまりにおびただしい数のご遺体。身元の確認も進んでいますが、県内の火葬場では間に合わず県外にも協力をお願いしています。
しかし、追いつきません。

上水道ばかりでなく下水道の問題も深刻です。
処理場が被害を受け、汚水が溢れることも懸念されています。

人事異動や4月入社の新人をどうするか、また、年度末、支払いを出来ない、など、被災した中小零細企業の皆さんからもご相談が増えています。
激甚災害の指定を受けて、経産省、中小企業庁でも特別の対策をとって相談に乗っています。また、雇用に関することは厚生労働省が対策をとりました。
問い合わせてください。

石巻市で奇跡的な救出。80歳のおばあちゃんと16歳の少年が、9日ぶりに生きて救出されました。
凄い。

被災地は、連日、厳しさや悲しみを乗り越えるように、皆さんが力を合わせ頑張っています。


2011年03月19日(土)

2011年3月19日の日記

1000年に一度といわれる大地震と津波。
被災したみなさんが、懸命に生きています。

私は今日、歩ける範囲で地域の皆さんの様子を見て回り、お話を聞かせていただきました。
何しろガソリンが不足していて、もったいないのです。
怪我がなかったのが幸い、というより、よく無事でいらした!と、本当に涙が出てくる思いでした。

いくつか地元住宅団地の様子をアップしますが、住めなくなった住宅も少なくありません。
新たな地滑り・倒壊などの二次被害も心配されます。
岡本あき子市議にも連絡を取って、一緒に被害の大きかった地域を回らせてもらいました。

物資は少しずつ手に入るようになりました。
給水車も来てくれましたが、水汲みは、坂道が多く高齢者の世帯が多いだけに、なかなかに大変です。
仙台はすでに復旧しているところもあるのですが、全面復旧は今月末になりそうとのことですが期待を持ちましょう。
仙台市の水道は5つの浄水場からの水系と、七ヶ宿からの仙塩広域水道管の水系があって、広域水道は供給がストップしています。ですから、八木山周辺、折立周辺、坪沼周辺などでは今しばらく断水が続きます。もう少し、御辛抱ください。
銭湯が始まったところもありますが時間出の入れ替え制限があります。

ガソリンは、石油コンビナートが沿岸部だったこともあり、今回甚大な影響を受けました。
緊急車両への供給を優先しています。ガソリンスタンドには一般の車の長蛇の列、「15リッターしか入れられなかった」、「売り切れだった」と、皆さんから聞きましたが、西日本、北海道から備蓄分が入ってきます。また、ようやく精製も始まり、来週半ばまでには供給量が増えるものと思います。
そしたら、私ももう少し津波の甚大な被害を受けたところまで行って皆さんの困りごとを伺いたい。
食べるものも少しずつお店が開きはじめ手に入るようになりました。これにもリュックを背負った皆さんの長い列。

避難所の皆さんには、今後の意向調査が始まっていると聞きます。
仮設住宅建設の為の調査ですが、仮設ができるまで民間アパートの市営住宅借り上げなど、いくつか検討も始まっています。

頑張りましょう!
容易じゃないけれど、頑張りましょう!


  • 石垣や道路のあちらこちらに亀裂。

  • 大きな亀裂。住宅はすっかり傾いています。

  • 給水車が来てくれるようになって少しホッとしました

  • もはや住むことはできません。

2011年03月18日(金)

2011年3月18日の日記

おとといの晩、東京から仙台に山形経由でようやくの思いで戻ってきました。

夜が明けてからさっそく、昨日今日と自宅近くの住宅団地で皆さんの状況を見て回り(自宅でも土地の亀裂が見つかりました。近隣では、道路や住宅にも被害が出ています。)、避難所や自主的に皆さんが集まっている集会所などへも伺ってお話を聞かせていただき対応に当たりました。
電気、水道のライフラインは徐々にですが復旧し始めています。しかし、ガスの復旧は相当かかりそうです。
生き残ったみんな、知恵を絞り賢明に生きています。

仙台市の奥山市長にお会いして被害の現状やご要望をお聞かせいただきました。
災害対策本部の会議では、県外から多くの方々のご支援をいただきそれぞれの状況をご説明いただきましたが、頭が下がるばかりです。

公だけでなく、民でも県内のさまざまな事業団体が震災発生から困難な中力を尽くされています。

例えば、石油商組合。ガソリン不足が深刻化する中、緊急車両そして一般の皆さんへ、ご理解をいただきながらぎりぎりの対応をしてくださっています。問い合わせも24時間途切れないと聞きました。
石油コンビナートが沿岸部に集中しており、今回は、そのことも大きく影響しました。
極端な油不足で、小競り合いも起きているそうですが、今しばらく、辛抱してくださいますように。
また、LPG協会、災害で流された会社もありますが、ライフラインを構築するために対策本部が立ちあがり会員の皆さんが懸命に対応くださっています。
激励に伺いました。

「諦めず、希望を持って、頑張ろう、日本。」
避難所で過ごしている皆さん、そして、救援に当たっている皆さん、肉体的にも限界に近づいていることと思いますが、頑張りましょう。
何かあれば、言ってください。
出来るだけ私も官邸につなげ努力いたします。


  • 奥山市長から災害状況を伺う

  • 宮城県災害対策本部で状況を伺う

  • 宮城県LPガス協会の緊急会議で激励

  • 民主党宮城県連災害対策会議を開きました

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