郡和子のコラム

2010年06月05日(土)

菅総理のもとで 

めまぐるしい一週間が終わりました。

突然の鳩山総理の辞任表明から新代表選出、そして、首班指名。
新しく菅総理・代表のもと民主党は再スタートすることになりました。

この間しばし国会が停止することになったのはお詫びをしなくてはなりませんが、ご理解をいただきたいと思います。

鳩山前総理の思いがなかなか国民のみなさんに伝わらなかったことが残念でもあります。
辞任を表明した2日の両院議員総会での演説を中継でご覧になった皆さんは、マスコミが企図したのかは別として、この間駄目な印象を増幅させていったが、はたしてそうだったのか…、いろいろ感じられたのではないでしょうか。
総理を支える、また、情報発信の力が弱かったことが大きかったと、この間のことを反省したものです。
しかし、鳩山・小沢の「政治とカネ」の問題は、自民党的体質と、皆さんに映ったことは間違いがないのでしょう。
そういう意味では、重い判断をし、民主党の結党以来の理念を実現するために後を託されたのだと思います。

表紙を変えて政権のたらいまわしをするな、そう言ってきたのは、私たち民主党でした。
何故か。
官僚任せ、政治家が責任放棄したままの、しかも、国民の皆さんの思いとはかけ離れたところで、疑似政権交代を繰り返すことを許さない、そんな思いでした。

去年の政権交代では、官僚主導政治からの脱却と、一期4年の改革のスケジュールを示し、その政策転換の新しい種を播き、芽ぶきが始まったところです。
日本で初めて国民のみなさんの手で作ってくださった国家権力である新しい政権、そのことをだれよりも痛感しているのは私たちです。

菅総理を短命に終わらせるわけにはいきません。

ルソーの社会契約論で、政治体の形態について「民主制は、人民全体が主権者であると同時に行政官であるような形態」と言っていますが、私たちの重点政策でもある「新しい公共」も、この考えに類似するものだと思っています。
それには、国民のみなさんにも、日本の社会を構成する一員として、公益的利益と個人的利益について如何にあるべきか、思いを馳せていただきたいとも思います。

今週初めには組閣、党内人事も決定します。
菅総理を先頭に、皆さんが主役の、参加し監視し作っていく政治・行政の流れをさらに進めるために、頑張ります。
どうか、諦めないでください。皆さんとともに作る未来形の政治を遂行させるために再出発をさせていただきます。
ご理解ご支援をよろしくお願い申し上げます。


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