郡和子のコラム

2007年05月01日(火)

メーデーによせて

<統一地方自治体選挙で大躍進>

民主党は先の統一地方自治体選挙で大躍進をさせていただきました。宮城一区(青葉区・太白区)では、公認候補全員が多くの皆さまからのご支持を頂き当選を果たすことが出来ました。あらゆる格差拡大にストップをかける!安心安全な社会をつくる!有権者の皆さまのご期待に応え、これから4年間しっかりと取り組ませていただきます。
[県議:菅原としあき、ゆさみゆき(青葉区)
   藤原のりすけ(太白区)
市議:佐藤わかこ、村上一彦(青葉区)
   岡本あき子、横田まさと(太白区)]

<民主主義をないがしろにした議会運営に怒り>

今、国会では、国民投票法案、米軍再編関連法案、少年法改正案が審議不十分のまま強行採決、そして衆議院の本会議も通すという乱暴な採決が続いています。特に少年法改正案では、少年院入院の下限年齢で修正案が出されたその日にこれを審議することなく委員会で与党案の採決がはかられました。少年司法と児童福祉のバランスが大きく崩れる恐れがあると懸念される厳罰化の下限年齢、なんら審議を行わずに採決、そして、衆議院通過です。

安倍内閣になって強引な国会運営が目立ちます。数の力さえあれば何でもできるという風潮がこのまま続くとしたら、とても怖いことだと思います。民主主義の前提は言論の自由が保障されること、言論を数の力で封印するようなことがあってはなりません。民主主義をないがしろにした国会運営に大きな怒りを覚えます。

<格差是正の働き方を構築する>

今日はメーデーですが、働く人の三分の一が、パートや派遣請負などといった非正規雇用です。
雇用の格差が教育の格差、医療の格差などあらゆる格差に結びつき、また、少子化問題の一因とも指摘されています。
政府のパート労働法改正案は、大々的にパート労働者の差別をなくすと宣伝しながら、現場を無視しパート労働者の中に、新たな差別・格差を拡大させるだけです。また、雇用対策法では、外国人労働者に対して、国籍や在留資格の届出を義務化させ、情報を法務省と共有して治安維持に役立てるという、労働法の領域を超えた人権侵害の恐れもある法案。これらは、十分に審議されないまま、参議院に送られてしまいました。更に最低賃金法の改正も生活保護基準との整合性をはかるという理由で、僅か数円の、しかも全国で11ヶ所程度の引き上げでお茶を濁そうとしています。
再チャレンジとは名ばかり、更なる格差拡大法案です。

働いても貧困という雇用のゆがみを是正し、働くすべての人が仕事と生活のバランスをとり、安心して安全に健康でいきいき働くことができる社会を作るため、全力で取り組んでいくつもりです。
皆さんのご支援を更に大きくしてくださいますようお願い申し上げます。


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