郡和子のコラム

2009年01月01日(木)

2009年新年ご挨拶

新年明けましておめでとうございます。

未曾有の経済危機の中で2009年が幕を開けました。
解雇や契約の打ち切りが相次ぎ、将来不安を抱えながら2009年をお迎えになったのではないでしょうか。
その不安を安心に変え、誰もが切り捨てられることなく将来に希望を持てる社会を作るために力を尽くしたいと決意を新たにしているところです。

さて、安倍・福田と2代続けて総理大臣が政治の責任をほうり投げ、国民の審判を得ないまま三人目の総理大臣として麻生さんが選ばれ、その麻生内閣の役割は衆議院を解散し民意を問うことだったはずで、麻生さん自身も「国民の審判を最初に仰ぐのが私の使命である」と月刊誌で記していたのですが、解散は先送り。「政局よりも政策」と経済・生活対策を緊急に打つと話していたにも関わらず臨時国会で出てきたのはリーマンショック前の福田政権時代にまとめられた一次補正予算のみ、結局、麻生内閣は法案を何一つ出さずじまいでした。
更には、度重なる誤読や不適切発言に総理の器を疑問視する方々が増え支持率は急落、皮肉なことに、さらに「政策よりも総理の座」「民意よりも党利党略」が優先されるという異常事態になりました。

大変厳しい状況にある中小企業の皆さんや、大企業でリストラをされた皆さん、派遣切りをされた皆さん、内定を取り消された皆さんの状況を麻生内閣・自公政権はどれほど認識なさっているのか。究極の選挙対策ともいえる現金のバラマキ「定額給付金」の2兆円、あれを使ってくれないか、と、多くの皆さんからお話がありました。本当にその通りだと思います。

ところで、アメリカでは新大統領が就任を目前に控えています。オバマ氏は就任を前に地球温暖化対策に焦点を当てたエネルギーと食糧を中心とする新しい産業戦略を発表しました。「グリーン・ニューディール」政策です。アメリカ国民の期待も大きく、一丸となって希望へむけた船出が始まります。
私たちも、日本版のグリーン・ニューディール政策ともいえる勉強会をタートさせました。農業者への戸別所得補償など一次産業を高次産業化させること、また、医療・介護などの福祉政策から新たな需要を創出し、そのための人材育成や、産業安定化のために投資する、大胆な表現をすれば新たな産業革命でしょうか。農林漁業立国、医療・福祉立国こそ、この困難な時代を乗り切る有効な政策になると思っています。

そういう意味では、今こそ大きなチャンスともいえるでしょう。
長く続いた官僚主導のもたれあい政治ではなく、主権者である国民の皆さまが主役と実感できる政治、そして政治家が自らの使命と責任をしっかりと果たす、当たり前といえば当たり前ですが、そんな新しい風を皆さんとともに更に大きなものにしていかなくてはなりません。

少しの間苦しいかもしれないけれど将来は必ず誰もが希望のもてる社会にする、そうです、今年こそ行われる総選挙で必ず政権交代を実現しそのご期待にこたえたいと思います。
皆様とともに、今年をよい年にすることをお誓い申し上げ、新春のご挨拶にかえさせていただきます。


コラムカレンダー

  • 1

    << January. 2009 >>

    S M T W T F S
    « 11月   2月 »
     123
    45678910
    11121314151617
    18192021222324
    25262728293031
  • 月別アーカイブ